No.6392号(2023年11月6日号)2・10面では「勤務環境」など新連載

11.06

OK0120023110600101

病気療養の中学生 5年間で1・6倍に

 長期欠席を強いられるなど病気療養中の児童・生徒の人数が過去5年間で1・15倍に増えたことが文科省の集計で分かった。中学校に限ると1・56倍の伸び。心身症、精神疾患を患う中学生が多かった。特別支援学校に在籍し、病気療養中だった児童・生徒は減った。

この記事を電子版で読む

勤務間インターバル制議論 人材確保求める声も

中教審部会

 教員の働き方改革を話し合う中央教育審議会の特別部会は10月20日に開いた会合で、勤務間インターバル制度の活用について議論した。既に導入している福岡市教委が発表し、働き方に対する管理職の意識が変わり、各学校でも勤務時間を意識した業務の見直しを進めるようになったなどと報告した。委員からは、インターバル制度の活用を進めるに当たって人材や予算の確保が必要だと訴える声も上がった。

この記事を電子版で読む

「働き方改革」条例・規則の未整備 秋田・福井など43市町村

 教職員の労働時間の上限指針に関し、条例や教委規則が未整備の市町村は秋田、福井両市など43に上ることが文科省の集計で分かった。今年8月時点で本年度中までに整備予定がなかった自治体を公表。全国の教育委員会に対して今年2月に文科省が出した通知では、遅くとも令和5年度中には反映するよう求め、「未反映の教育委員会名を公表することもあり得る」と明記していた。

この記事を電子版で読む

全国連合小学校長会 75周年記念式典・研究協議会東京大会 上

 全国連合小学校長会(会長=植村洋司・東京都中央区立久松小学校校長)は10月19、20の両日、75周年記念式典と研究協議会東京大会(大会実行委員長=平川惣一・同江戸川区立第二葛西小学校校長)を東京国際フォーラムなどで開催した。大会主題は「自ら未来を拓きともに生きる豊かな社会を創る日本人の育成を目指す小学校教育の推進」で、副主題は「多様な人々と協働しながら新しい価値を生み出し、持続可能な社会と幸福な人生の創り手となる力を育む学校経営の推進」。13分科会で26の研究・実践報告があった他、シンポジウムを行った。

この記事を電子版で読む

「わくわくする保育」を目指して 子の「つぶやき」に耳を傾ける

西鎌倉幼稚園(神奈川・鎌倉市) 上

 子どもたちが自ら環境と関わり、考え、工夫するなどして主体的に遊び、幾つもの学びの芽が育まれる保育に取り組んでいる神奈川県鎌倉市の(学)西鎌倉学園 西鎌倉幼稚園(後藤光葉園長、園児289人)。「子どもも保育者もわくわくする保育ってなんだろう?」をテーマとして、これまで以上に子どもの「つぶやき」に耳を傾けて子どもたちのわくわく感に注目することで、保育者自身もわくわく感を感じて保育をする研究・実践を進めた。2回にわたり、その内容を紹介する。

この記事を電子版で読む

端末使い子ども主体で学習計画を作成 「自己調整」スキル生かす

大阪・八尾市立安中小学校

 「自己調整」などの学習スキルに着目し、授業改善に取り組む大阪府八尾市立安中小学校(眞鍋裕子校長、児童463人)。特色の一つが、子どもが見通しを持って学びを主体的に進める「学習計画」の活用だ。課題解決に向け、ICTを活用した実践で育んできた情報活用能力も発揮しているという。同校は文科省が取り組むリーディングDXスクール事業の指定校の一つ。17日に公開授業研究会を行い、これまでの成果などを披露する。

この記事を電子版で読む

「相談室」を設置、生徒の居場所に 校長中心に不登校改善の取り組み

栃木・真岡市立中村中学校

 栃木県真岡市立中村中学校(小林利之校長、生徒356人)では、不登校生徒に対する支援に力を入れている。前任校で不登校支援の経験がある小林校長を中心に、生徒相談室を設置した他、オンライン上で相談対応なども行う。夏休み明けの登校日には生徒が楽しめる「かき氷イベント」を実施。保護者や地域の協力も得ながら、生徒の登校状況の改善に向けて取り組んでいる。

この記事を電子版で読む

国際科学オリンピック代表生徒が参加報告

科学技術振興機構

 これからの社会を見据え、多様な人材の支援・育成などに取り組む科学技術振興機構(JST)。同機構は10月7日、国際科学オリンピックに関するイベントを実施した。本年度開催された各教科の代表選手7人が参加内容を報告。国際科学オリンピック親善大使を務めるフリーアナウンサーで研究者の桝太一・同志社大学助教らによるトークショーも行った。次世代科学技術系人材としてのロールモデルを担う意識醸成を促すことが狙い。

この記事を電子版で読む

オンラインで社会科見学 全国21の支援学校が参加

 移動が困難で外出が難しい生徒にもさまざまな体験をしてもらおうと、全国21の特別支援学校を結んだオンライン社会科見学が10月19日、東京都立府中けやきの森学園を中心に行われた。今回はNTT技術史料館(東京・武蔵野市)を見学。子どもたちはクイズなどを楽しみながら一緒に電話の歴史を学んだ。

この記事を電子版で読む

200年続く伝統芸能、児童が継承 念仏踊りを住民へ披露

福島・西郷村

保存会の指導受け

 200年余りにわたる歴史を重ねてきた「上羽太天道念仏踊り」の伝承を続けている福島県西郷村立羽太小学校(大倉幸子校長、児童51人)。コロナ禍による中断を経て昨年度には学習成果発表会で住民らへの演舞披露を再開。本年度も10月に披露すると、涙を流しながら参観する住民の姿も見られた。

この記事を電子版で読む

関連記事

日本教育新聞電子版 クレジットカード決済でのお支払い 住所変更のお申し込み

ページ上部へ戻る