No.6329号(2022年6月13日号)3面では「障害ある教員、どう働く」を掲載

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文理分断から脱却へ 一斉指導・同一内容見直す 政府・科学技術会議が政策公表

 政府の総合科学技術・イノベーション会議は2日、教育・人材育成分野で今後5年程度に重点的に取り組む内容をまとめた政策パッケージを公表した。社会構造の変化を背景に、多様性を重視した教育・人材育成システムへの転換を掲げ、教育課程編成の弾力化や文理分断からの脱却などを打ち出した。文科省では今後、中央教育審議会などで具体策を検討する。

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障害ある教員、現場で働く思いは

 全国の教育委員会で、障害のある教員の雇用がなかなか進まない。文科省は、障害のある教職員を雇用することで子どもたちの障害者理解が進み、障害のある児童・生徒にとってはロールモデルとなるなどと期待するが、当事者の教員はどのような思いで働いているのか。視覚や聴覚に障害がありながらも、さまざまな工夫を行いつつ、小学校や高校で日々の指導に当たっている教員を取材した。

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インクルーシブな保育実現するには 日本保育学会第75回大会 下

自主シンポ

 5月14、15の両日、「アーリー・スタート~非認知能力研究の知見を保育に生かす~」をテーマにオンラインで開催された、一般社団法人日本保育学会(会長=秋田喜代美・学習院大学教授)の第75回大会。今回は「支え、繋ぎ、育む:日本のインクルーシブな保育への展望(1)―インクルーシブな保育を実現するための実践知からの検討」をテーマにした自主シンポジウムを紹介する。

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愛着ある服の思い出を手紙に SDGsとも関連付け

1年国語 言語力向上へつなぐ

青木・千葉大学教育学部附属小学校教諭

 言語能力向上を目指し、国語科の新しい単元開発や授業改善などに取り組んでいる青木大和・千葉大学教育学部附属小学校教諭。昨年度、自らが受け持つ1年生で実践した「思い出の服に向けて手紙を書こう」の取り組みも、新たに開発した単元の一つだ。相手にとって必要な情報を考え、それを手紙の文章にしていく子どもたち。SDGsとも関わりを持たせた同実践について紹介する。

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学習評価 中学校 課題への処方箋(3)

善本 久子 鎌倉女子大学教授

 授業改善に合わせて学習評価の充実は欠かせない。生徒の資質・能力を育む上で留意すべきは、どのようなことなのか。「児童生徒の学習評価に関するワーキンググループ」(中央教育審議会教育課程部会)のメンバーを務めた善本久子・鎌倉女子大学教授に、中学校現場が学習評価に関して大切にしてほしいことなどについて語ってもらった。

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「情報」の知識を国民的素養に 新学習指導要領と向き合う(4)

鹿野 利春 京都精華大学教授

 高校の新学習指導要領が学年進行で実施となり、新たな教科・科目が始まった。指導に当たる教員にはどのような配慮が求められるのか。理念の実現に向けて取り組むべきことを識者から寄せてもらう本連載の4回目は鹿野利春・京都精華大学教授に「情報」について伺った。鹿野教授は文科省で高校の情報科担当教科調査官を務め、新学習指導要領の編さんにも携わった。

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担任の専門性向上へ研修充実が急務 特別支援学級での授業を過半数とする通知

喜多 好一 全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会会長

 特別支援学級に在籍している児童・生徒が通常学級で授業を受ける時間が長いとして、文科省が4月27日付の通知で是正を求めている。総授業時数の半分以上を通常学級で過ごしている児童・生徒の割合は、小・中学校ともに約半数にも上る。今回の通知と調査結果に関し、全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会の喜多好一会長に現場の実態と今後の課題を聞いた。

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母親ら交流の場 小学校教員が催す 子育ての悩み話し合う

福岡・粕屋町

 中国・四国・九州地区各県の学校関係者、行政職員、NPO、民間企業などが集う本年度の「中国・四国・九州地区生涯教育実践研究交流会」は5月に福岡県内で開かれた。小学校教員が代表を務めるサークルについての実践報告などがあった。このサークルでは、子育て中の母親が、体験を通して悩みを解消する環境づくりを目指している。子どもがいる教員の学びの場にもなっているという。

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