SNS「勉強に利用」日本多く 米・中・韓の高校生と比較
高校生を対象とした国際比較調査で、動画サイトを含むSNSの主な利用目的を複数回答で尋ねたところ、日本は「勉強に関する情報の収集」を挙げた割合が46・1%を占め、4カ国中で最も高かったことが2日、青少年教育振興機構の集計で分かった。「勉強」を挙げた割合は中国が45・1%、米国が34・5%、韓国が22・0%だった。
女子中高生 理系進学支援の在り方とは
石倉 秀明・山田進太郎D&I財団COO
「好きなことをやろう」後押し
「女子枠」を理系学部の入学者選抜に導入する動きが各大学で広まっている。本年度入学者の選抜から女子枠を設けた東京工業大学では、女子枠全体で定員の4・6倍の応募があったという。女子中高生の理系進学の支援に尽力しているのが、メルカリ代表執行役CEOが設立した山田進太郎D&I財団だ。石倉秀明COO(最高執行責任者)に、現状の話を聞いた。
小・中学生の幸福感は― 友達・教師との関係性 影響大
学力調査から京大教授ら分析
小・中学生の幸福感は、どちらも友達関係が最も強く影響している、とする分析結果を京都大学の研究チームが報告した。教師からのサポートの影響も大きく、周囲の友達や教師との関係性が子どもの幸福感を支えていることがうかがわれた。
日本教育会が第50回総会
公益社団法人日本教育会(鷲山恭彦会長)は6月22日、令和6年度第50回総会を都内で開催した。
改めて幼児教育の質向上を考える
第75回全国国公立幼稚園・こども園長会総会・研究大会愛媛大会
全国国公立幼稚園・こども園長会(会長=高橋慶子・東京都目黒区立みどりがおかこども園園長)は6月14、15の両日、松山市で第75回総会・研究大会愛媛大会を開催した。研究主題は「未来を切り拓く力を育む幼児教育の創造~今、改めて幼児教育の質の向上を考える~」。参加者は、未来を担う人材の育成や幼児教育の未来の創造の観点から、教育内容および園経営の充実に向けた学びと意見交換を行った。
「木工ろくろ」使用 漆器作りに挑戦
職人から学ぶ (下)
和光小学校(東京・世田谷区) 植林 恭明 教諭
「職人から学ぶ」という授業が、東京都世田谷区にある和光小学校で行われた。対象は6年生。子どもたちが取り組んだのは木の器作り。都内で伐採した木材を使い、「木工ろくろ」で形を整え、柿渋の重ね塗りをして完成させる。今回は授業内容を中心に紹介する。
合併前の町花「アジサイ」復活目指す 地域と協働の取り組み
兵庫・姫路市立安富中学校
学校と地域が協働し、アジサイの復活に取り組む兵庫県姫路市立安富中学校(衣笠元子校長、生徒112人)。鹿の食害でアジサイが危機にあることを知り、同校の生徒たちが中心となって「町花あじさい復活プロジェクト」を立ち上げた。本プロジェクトに関わる活動は、総合的な学習の時間を中心に展開。大阪関西万博EXPO2025の「共創チャレンジ」に登録され、パートナー企業の支援により活動の幅が広がっている。
指導要領の適正な実施へ 専門高校校長会 総会・研究協議会から(下)
前回に引き続き、各専門学科高校の校長会の総会・研究協議会の様子を紹介する。今回は、商業、英語・国際、総合学科、定時制通信制の4団体。
概念理解を重視した深い学びへ
求められる教育課程 石井英真・京大准教授に聞く
学習指導要領の改訂に向けた中央教育審議会への諮問が、年内にも行われる見通しだ。資質・能力の育成のために「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善を求めた学習指導要領をどのように見直すべきか。京都大学の石井英真准教授に聞いた。
教員志望の高校生、支援学校を訪問 授業見学や若手教員らと意見交換
茨城県で
茨城県北部に位置する県立北茨城特別支援学校(横山ふさみ校長)。小学部から高等部まであり、知的障害教育を主として、肢体不自由の子どもも通っている。6月26日、特別支援の教員を志望する高校生らが同校を訪問。授業見学や若手教員らと意見交換会を行った。
夏休み短縮・廃止 6割望む 「生活費かかる」 理由で最多
小中生がいる生活困窮世帯
NPO法人のキッズドアが物資支援などを行っている世帯のうち、約6割が夏休みの短縮または廃止を希望することが同法人による調査で分かった。未就学児などがいる世帯も支援対象だが、この調査項目は、小・中学生がいる世帯に対して尋ねた。短縮・廃止を希望している世帯にその理由を複数回答で尋ねたところ、最多は「子どもが家にいることで生活費がかかる」で78%が挙げた。