No.6011号(2015年05月18日号)12面では「確かな学力の定着を図る わが校の取り組み」を掲載

05.18

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高校の授業改革が焦点

指導要領改訂「本丸」に着手

アクティブ・ラーニングも議論

中教審

 新しい学習指導要領の枠組みを検討している中央教育審議会の教育課程企画特別部会は12日、高校の教育課程を集中的に議論した。文科省は、高校の授業改革を「指導要領改訂の本丸」と位置付けており、大学入試改革とのセットで高校現場に授業の見直しを迫る考えだ。中教審の部会でも発表・討論などのアクティブ・ラーニングの導入の在り方や評価方法について、踏み込んだ議論がされた。

財務省が教員定数削減案

下村文科相反論「現場の把握必要」

 財務省は11日、財政健全化を狙いに、教職員定数を児童・生徒数の減少に伴う削減に加え、加配定数をさらに削減するとした案をまとめ、同省の審議会に示した。この案を実施したとしても、1学級当たりの加配教員の人数は変わらないとしている。下村博文文科相は翌日の会見で、「子どもの数が減ったら先生の数を減らすというのは机上の空論」と述べ、児童・生徒数の減少に伴う削減自体に対しても反論していく考えを示した。

全国都道府県教育長協議会 平成26年度研究報告書

 全国都道府県教育長協議会はこのほど平成26年度研究報告書をまとめた。同会の四つの部会が、「インクルーシブ教育システム構築に向けた特別支援教育」「貧困や障害、高校中途退学、非行・犯罪など何らかの困難のある子供・若者への対策」「ICTを活用した教育」「管理職の人材育成」などの現状と課題等を調査した。対象は47都道府県教委で、回収率は100%。昨年の8、9月に実施した。

都市部に冒険遊び場 泥遊びや木登りなど

東京・練馬区が4月開設

 東京都練馬区は4月、野外冒険遊び場「練馬区立こどもの森」を開設した。3千平方メートルの敷地の中に、泥遊びスペースや樹木、畑などを配置。遊びの専門家「プレーリーダー」も常駐し、多少の擦り傷などは気にせずに、子どもが自然を楽しめる環境を整えた。近隣の子育て家庭に向けて広く開放する他、幼稚園・保育園など団体での来園も歓迎。土地に限りがある都内だけでなく、全国的にも珍しい公立の冒険遊び場を紹介する。

改革続く大学入試

共通一次からセンター試験、そして新たなテスト創設へ

 偏差値偏重、受験競争の原因など課題を抱え続ける大学入試は、さまざまな形で改革されてきた。戦後最大の入試改革、共通第一次学力試験(以下、共通一次試験)の導入から大学入試センター試験(以下、センター試験)と移り変わり、今回の高大接続改革に伴う選抜システムの変更が実現すれば、共通一次試験導入を上回る入試改革になる。今回の改革は高校教育と大学教育の改善がセットとなり、ひいては小・中学校で培ってきた力を高校、大学へとつなげ、伸ばすための接続改革の一環として取り組まれようとしている点に大きな違いがある。これまでの大学入試改革の変遷を概観し、特に、現状の選抜方法の何が課題となっているのかを見る。

「味噌汁・ご飯」授業を提唱

野中信行・元横浜市立小学校教諭

 新学期が始まって約1カ月半。学級経営が軌道に乗り、次に考えたいのが学力向上につながる授業づくりだ。そこで欠かせないのは「日常授業の改善」。その重要性を説く元横浜市立小学校教諭の野中信行さんは、普段の1時間の授業を日々の食事に例え、「味噌(みそ)汁・ご飯」授業として提唱する。学級担任として勤務した37年間の経験も踏まえ、アドバイザーとして各学校に指導・助言などを行っている。「味噌汁・ご飯」授業とは何なのか。その実践校の取り組みと併せて紹介する。

「つながり」鍵に意欲喚起

数学「資料の活用」

千葉県いすみ市立大原中・屋代教諭

 生活に役立つと思いつつも、いまいち好きになれない―。千葉県夷隅郡市教育研究会算数・数学部の調査でこのような結果が出た「資料の活用」。そこで同県いすみ市立大原中学校(元吉正昭校長、生徒435人)の屋代静江教諭は、生徒の関心を高める授業を研究した。既習事項や日常生活との「つながり」を重視した授業では、生徒の学習意欲の向上が見られた。

若手校長の進学校経営術

SSH、SGH指定 京都府立嵯峨野高校 山口隆範校長

 京都府立嵯峨野高校(山口隆範校長、生徒989人)、京都市立堀川高校、私立立命館高校(京都府長岡京市)。同府内にあるこの3校はいずれも、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されている進学校だ。2年前、府立高校の最年少校長として嵯峨野高校に赴任した山口校長(54)に進学校における学校経営について話を聞いた。

休みがちな中学生を支援

元PTA会長、主任児童委員ら「アドバイザー」

静岡県函南町

 静岡県函南(かんなみ)町には中学生が盗んだオートバイで暴走し、恐喝で得た金を暴力団に提供するなどの非行を克服した歴史がある。20年前のことだ。今も、元PTA役員や、主任児童委員らが務める「スクールアドバイザー」が活動を続け、欠席しがちな中学生に職場体験を積ませたり、就職を支援したりしている。一連の活動は、全国町村教育長会がまとめた実践事例集で紹介している。

学校管理職のクールビズ 涼しく見た目も美しく

 政府の音頭で始まったクールビズ。10年以上がたち、軽装スタイルもすっかり定着したが、学校管理職なら夏でもTPOに応じて、きちんとした装いが求められる。涼しく、見た目も良い着こなしのコツをプロに聞いた。

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