パラ五輪 下支えする環境整備を
外部指導者の確保難しく
特別支援学校 初のスポーツ環境調査
(公財)笹川スポーツ財団はこのほど「特別支援学校のスポーツ環境に関する調査」をまとめた。スポーツに特化した特別支援学校の実態調査は初。運動部活動・クラブ活動の実施率は一般校に比べ低いものの、約3割の学校での活動に卒業生が参加し、卒後の障害者スポーツの場として重要な役割を担っていた。その一方で、外部の指導者確保や用具充実などが課題。東京オリンピック・パラリンピック開催に伴い、特別支援学校を地域の障害者のスポーツ拠点として位置付けていくことが期待される。
広島土砂災害から半年
昨年8月に広島市で土砂災害が発生してほぼ半年が過ぎた。同市では児童・生徒2人が犠牲となり、小学校23校は避難所となった。約300人の避難者を受け入れた同市立八木小学校(宮田稔校長、児童371人)に災害発生時の状況や子どもの心のケアの取り組みを、尾形完治・同市教育長に半年の歩みや災害から得た教訓、今後の対策などを聞いた。
全国公立学校教頭会が中央研修大会
全国公立学校教頭会(会長=山田勇・埼玉県川越市立寺尾小学校教頭)は10日、平成26年度第39回中央研修大会を都内で開催した。本年度は第十期全国統一研究主題「豊かな人間性と創造性をはぐくむ学校教育」の1年目に当たり、「生き抜く力・絆づくり」をキーワードに据えている。研修内容はこれらを踏まえて構築した。
小学生と交流 主体性伸ばす
東京学芸大学附属幼稚園竹早園舎
東京学芸大学附属幼稚園竹早園舎(岩立京子園長、園児60人)と同附属竹早小学校では、隣接している敷地を生かし密接な幼小連携を進めている。交流のみが目的でなく、幼児が主体性を発揮して取り組む活動へ。年長園児が小学校への進学を間近に控えたこの2月。心身の発達とともに子どもたちの遊び込みが最も充実する中、日常的に取り組む幼小連携を取り上げる。
注目集める中学年の授業
全国小学校英語活動実践研が大会
全国小学校英語活動実践研究会(会長=藤村徹・京都市立大宅小学校校長)は13、14の両日、横浜市内で第11回大会を開催した。東日本では今回が初めて。外国語活動の導入が検討され、注目を集める中学年の外国語活動。横浜市立帷子(かたびら)小学校(小川義男校長、児童388人)の提案授業と併せ、分科会の英語劇「桃太郎」の実践報告について紹介する。
良好な人間関係保つ 話術でロールプレー
総合 キレない子育てるプログラム
東京・渋谷区立松濤中
社会問題の一つとなっている若者の「キレる」。東京都渋谷区立松濤(しょうとう)中学校(鈴木富樹校長、生徒200人)では、「キレない生徒の育成」をテーマに、ストレスの解消法や怒りを抑えるアンガーマネジメント、人間関係を壊さない会話の方法を授業に取り入れている。6日、研究発表会を開き、これまでの研究成果を明らかにした。
都立特別支援学校で相次ぎ研究発表会
東京都立墨東特別支援学校(三浦浩文校長、児童・生徒188人)と都立鹿本学園(田村康二朗統括校長、児童・生徒373人)でこのほど、相次いで研究発表会が開催された。墨東特別支援学校は平成24年度から3年間取り組んだ都教委の言語能力向上拠点校としての実践を、鹿本学園は学校介護職員をはじめとする外部専門家との連携について紹介した。
「ランドセル来館」可能性探る
全国児童館・児童クラブ大会
全国の児童館や放課後児童クラブの関係者が、子どもの居場所や遊びについて研究協議を行う、第14回全国児童館・児童クラブ大会は1月24、25日に、東京都の国立総合児童センター「子どもの城」(2月1日閉館)で開かれた。参加者は、児童館への「ランドセル来館」など、これからの子ども・子育て支援の在り方について考えた。