No.6483号(2025年11月10日号)2面では「教委制度改革から10年」を掲載

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高校改革交付金創設を 大学教授ら要望 年間1000億円超

 高校の授業料無償化の拡大に合わせて、高校教育改革を後押ししようと、大学関係者らでつくる団体が、年間千億~2千億円規模の交付金創設を政府に求める提言を発表した。専門学科への最先端設備の導入や、普通科での文理融合の学びの実現などを訴えた。全世帯を対象にした私立高校の無償化が専門高校などの衰退につながらないよう手厚い支援を要望した。

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改正地教行法施行から10年 中立性・継続性の課題残る

村上 祐介・東京大学教授に聞く

 改正地方教育行政の組織及び運営に関する法律(地教行法)の施行から今年で10年。首長の権限の強化がうたわれたものの、現在、総合教育会議は形骸化しているといった指摘もある。教育委員会制度改革を議論した中央教育審議会の分科会で臨時委員だった村上祐介・東京大学教授(教育行政法)に新制度下での変化の実感を聞いた。

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教員向け学習サイトに「財政」 大教大などが授業づくりへヒント

 大阪教育大学と愛知教育大学が昨年4月に開設した教員・教員志望者向け生涯学習ポータルサイトに、財務省との連携による財政教育プログラムが加わった。このサイトでは、2~15分間ほどの動画を通して、授業づくりなどについて学べる。登録すれば、一部の講座を除いて誰でも利用できる。財政教育プログラムに関する講座では、予算編成シミュレーションなどを扱う。

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学びの多様化学校の成果共有を 全日本中学校長会研究協議会香川大会(上)

 全日本中学校長会(会長=青海正・東京都大田区立志茂田中学校校長)は10月23、24の両日、研究協議会香川大会(大会実行委員長=北岡隆・香川県琴平町立琴平中学校校長)を高松市内で開催した。大会主題は「豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手を育てる中学校教育」。今回は開会式と全体協議会、次回は分科会での発表内容を紹介する。

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地域と共にある園づくり推進 異年齢交流など課題解決へ

群馬・東吾妻町立いわしまこども園

 異年齢児の活動を多くしてクラスを超えた関係性をつくるなど、少人数の特性を生かした保育を行っている群馬県東吾妻町立いわしまこども園(山野悟園長、園児12人)。地域連携や交流活動の充実・推進を通した「地域と共にある園づくり」も進めており、子どもを中心とした縦・横・斜めの関係を築くことによる、豊かな教育の推進に取り組んでいる。

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小学校+企業が合同で「文化祭」 児童ら未来の環境を考える

東京・渋谷でイベント

 東京・渋谷区から未来の環境について考える「GX SHIBUYAフェス」が9月18、19の両日、渋谷サクラステージ「BLOOM GATE」で開催され、同区立小学校に通う児童約350人が参加した。渋谷区内の小学校と企業が共に創り上げた「合同環境文化祭」。このイベントが行われたのは今回が初めて。未来を担う子どもたちが環境について学び、暮らしと地球のつながりについて考える良い機会になったという。

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「余暇図鑑」使いキャリア教育 「人生楽しむ」視点で考え広げる

静岡大・塩田研究室など開発のウェブ教材
東京・中央区立佃中学校

 キャリア教育サイト「人生を楽しむための余暇図鑑」を活用した授業が10月31日、東京都中央区立佃中学校(志村昌孝校長、生徒407人)で行われ、同校の1年生らが参加した。人生100年時代といわれる昨今、「人生を楽しむ」という視点で自らの考えを広げることがねらい。ワークシートなども無償で利用可能。「余暇図鑑」の作成に携わった塩田真吾・静岡大学准教授のコメントと併せて紹介する。

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探究活動 キャリア教育との関連など発表

全普高 高松で総会・研究協議会 (上)

 全国普通科高等学校長会(理事長=内田隆志・東京都立三田高校校長)は10月16、17の両日、第75回総会・研究協議会をサンポートホール高松(高松市)で開催した。「普通科がめざす『令和の日本型学校教育』」を主題とし、探究活動について地域性を生かした実践発表やキャリア教育と関連付けた調査報告があった。

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私費負担増す中・高の入学費 制服代など上昇

民間調査

 低所得世帯などを対象に子どもが中学校、高校に入学する際の費用の一部を支給している公益社団法人が、入学時の私費負担の実態を調べたところ、制服などの購入費が1年前より上昇していることが分かった。物価上昇が背景にあると見られる。保護者からは私費購入する物品の学校指定をやめて、より安価な物品に代えてほしいといった要望が出ている。

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視覚に頼らずクッキング楽しむ 初の料理クラブが誕生

 10月29日、筑波大学附属視覚特別支援学校(森田浩司校長)高等部に、初の料理クラブが発足した。4人の部員が加入。視覚ではなく、聴覚や嗅覚、触覚を活用して、料理に挑戦した。

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