No.6262号(2020年12月14日号)9面では「重度障害の生徒が実習」を掲載

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「勉強は楽しい」が…小4理科、平均点低下 国際数学・理科教育動向調査

 昨年2月から3月にかけて小学4年生と中学2年生を対象に実施された「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)」で、小4理科の平均点が4年前の前回調査から低下したことが分かった。一方、「理科の勉強は楽しい・得意だ」と答えた児童の割合は増加した。算数・数学、理科ともに得点は高い水準を維持しているが、中学生では「勉強は楽しい」「日常生活に役立つ」などの意識は依然として国際平均を下回っている。

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小・中・高生「学校行きたくない」3割 ストレス反応は高止まり

国立成育医療研究センターが調査

 新型コロナウイルスの感染が広まる中、「学校に行きたくないことがある」小・中学生や高校生が3割を占めることが、国立成育医療研究センターの調査で分かった。何らかのストレス反応を示す児童・生徒は7割を超え、調査を始めた4月以降、高止まりが続いている。臨時の学校休業を終えてから、不登校や登校渋りが増えている状況は、養護教諭を対象とした調査から明らかになっている。 (13面に養護教諭対象の調査に関する記事を掲載)

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不合理、時代にそぐわぬ校則 必要か?

 校則や生徒指導基準について、不合理だったり時代にそぐわなかったりするとして見直しを求める声が高まっている。学校現場では改定に向けた動きも出ているが、慣例に従いがちな学校の変化に懐疑的な見方もある。学校と生徒・保護者、地域の間の考えの溝は埋まるのか。

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園児一人一人に支援表など 研究大会中止で提言・資料を公開

全国国公立幼稚園・こども園長会埼玉大会提言資料、和歌山大会研究発表資料から

 新型コロナウイルス感染防止のため、全国国公立幼稚園・こども園長会(会長=箕輪恵美・東京都中央区立有馬幼稚園園長)は、本年度開催を予定していた第71回総会・研究大会埼玉大会、第67回全国国公立幼稚園・こども園教育研究協議会和歌山大会を中止した。そうした中、開催に向けて準備した埼玉大会大会誌を全会員に配布、和歌山大会発表資料をホームページに掲載した。予定していた埼玉大会の東京都江東区立つばめ幼稚園(福原良子園長)の提言、和歌山大会の広島市立中筋幼稚園(岩本弥和園長)の研究発表の内容を紹介する。

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自己や他者と対話し問題解決につなぐ

大阪・池田市立池田小 上

 対話に焦点を当て、各教科等で子どもの問題解決の力を育んでいる大阪府池田市立池田小学校(齋藤滋校長、児童851人)。本年度はコロナ禍でオンライン発表が多い中、11月に公開授業研究会を実施した数少ない学校の一つになる。同校の取り組みを(上)(下)で紹介する。研究会当日、講演者として登壇した田村学・國學院大学教授に授業改善に向けた「対話」の役割などについて聞いた。

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ICTを効果的に活用し「確かな学力」育成へ

宮崎・小林市立東方中学校

パナソニック教育財団特別研究指定校

 「確かな学力」の育成を目指し、各教科等でICT活用に取り組む宮崎県小林市立東方中学校(外赤隆志校長、生徒50人)。本年度は(公財)パナソニック教育財団・特別研究指定校2年目を迎え、問題解決能力向上に向けて総合的な学習の時間に力を入れている。指導・助言を行う吉崎静夫・日本女子大学名誉教授のコメントと合わせて紹介する。

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高校で「Python」などプログラミングの技術学ぶ入門講座

 中央大学杉並高校(大田美和校長、生徒987人)は本年度、同校独自の「総合学習・総合探究」の一環で、「プログラミング入門」を実施している。11月7日には民間企業の社員を招き、プログラミング言語を使ったウェブサイトの作成の仕方などを生徒が体験した。生徒がAIを身近に感じ、プログラミングの技術を社会の課題解決などに生かす発想ができるようになることを目指す取り組みだ。

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教員は指導「やらない」半数 休日の部活動指導外部委託へ

富山県教職員組合調査

 休日の部活動の運営が外部委託された場合、教員の仕事と兼務して部活動の指導者をするか―。富山県教職員組合が尋ねたアンケートで、約半数が「やらない」と答えたことが分かった。文科省は令和5年度から運営を外部委託する方針を示しているが、教員以外に指導者が見つからない学校では、部活動のスリム化を迫られることにもなりそうだ。

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養護教諭に調査 4割がコロナ以前と比べ「不登校など増」

日本健康相談活動学会

 約4割の養護教諭が、コロナ禍発生前と比べ、保健室登校や登校渋り、不登校が増加したと考えていることが8月に日本健康相談活動学会が行った調査で分かった。ネグレクトを含む児童虐待に関して、「家庭内の混乱が多発し、児童虐待リスクが高まっているが対応が追い付かない」といった実態も明らかになっている。
(2面に関連記事)

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