No.6049号(2016年03月21日号)13面では「数字が語る日本の教育 勉強時間格差」を掲載

03.21

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ふるさと納税 教育予算の新財源に

「市民」からも募る

千葉・野田市

 自治体に寄附すると住民税の負担が軽くなる「ふるさと納税」を使って教育分野の施策充実を目指す自治体が増えている。寄附を受けた自治体から豪華なお礼の品が届いたり、クレジットカード払いが可能になるなど寄附方法が簡単になったりして寄附金額全体が増加傾向にある。教育予算を増やす新たな財源として注目が集まりつつある。

入試制度など対策検討

広島・府中町の中学生自殺

文科省、会議発足

 文科省は10日、広島県府中町の中学生による自殺について、義家弘介副大臣を主査とする省内会議を発足させた。事実関係を明らかにし、新年度を迎えるに当たって早急に講じなければならない策を今月中に中間報告としてまとめる。校内体制、高校入試制度などが議題となる。今年半ばごろには最終報告を出す予定。

文科省から出向 現場での試み・実感は

 立場が変わると、物の見方・考え方も変わるといわれる。文科省から、県教育長、中学校校長の立場で出向した伊藤学司・長野県教育長と藤岡謙一・横浜市立旭中学校校長の2人にそれぞれの現場で感じたことや国の教育施策への感想などを聞いた。文科省職員の長野県教委への出向は伊藤教育長が初めてで、3年の勤務を経て本年度末で退任する。藤岡校長は自ら希望して校長になり2年を終える。

全日本中学校長会が27年度調査研究報告書

 全日本中学校長会(会長=伊藤俊典・東京都港区立白金の丘学園白金の丘中学校統括校長)はこのほど平成27年度調査研究報告書をまとめた。報告書は2部構成で、教育課程編成・実施上の課題などは教育研究部(部長=福井正仁・同区立青山中学校校長)、健全育成や部活動の現状などは生徒指導部(部長=石鍋浩・同区立御成門中学校校長)が担当した。(14日付で一部既報)

ネット募金で存続へ

子ども・子育て新制度導入で「保育室」廃止

仙台市 朝市センター保育園

 子ども・子育て支援新制度に伴う制度変更で、ある保育園が存亡の危機を迎えている。仙台市の朝市センター保育園(安達喜美子園長、園児60人)。認可外ながらも長年、保護者や子どもに寄り添い、地域の信頼も厚い園だ。ピンチを救ったのは、立ち上がった保護者とインターネット上で広く募金を集める「クラウドファンディング」での、日本全国からの応援だった。保護者と園が一体となって挑んだ、園の存続と認可園を目指す道筋を紹介する。

日常につながる思考・判断・表現力を育む

新教科「生活数理」

熊本・大津町立大津小学校

 答えが一つとは限らない。そんな学習課題を実生活から取り上げ、新教科「生活数理」に取り組む熊本県大津町立大津小学校(吉良智恵美校長、児童626人)。算数で学んだことを生かし、新教科「生活数理」では実生活につながる思考力・判断力・表現力を育成している。文科省研究開発学校の指定を受け、昨年度は理論研究や題材開発に着手。2年目となる本年度は、実際の教育課程に新教科「生活数理」を組み入れ、実践を積み重ねている。

教科「外国語」高学年で文字指導

文科省研究開発学校 徳島・鳴門市林崎小学校

 「心が動く外国語教育」を目指し、子ども主体の学びに取り組む徳島県鳴門市林崎小学校(平野由美子校長、児童336人)。文科省研究開発学校の指定を受け、低学年は英語活動、中学年は外国語活動、高学年では「聞く」「話す」に加え、文字指導(「読む」「書く」)を含めた教科「外国語」の取り組みを進めている。文字はコミュニケーションの幅を広げ、より豊かにするための一つのツール。そう考える同校では、その良さを実感させようと教材や指導方法などに工夫を凝らす。それにより、子どもたちは文字を書くことに親しみながら、正確性や書くスピードも増しているという。

スマホ・SNS利用 連合生徒会でルール作り

 スマートフォン(スマホ)やソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の利用について、生徒自らルールを作る動きが広がっている。東京都墨田区ではこのほど、生徒会サミットで、専門家を交えて各中学校の生徒会長らがスマホ利用のルールを策定した。埼玉県三郷市では昨年度、連合生徒会でルールを策定。本年度の連合生徒会で、その効果の検証とスマホの依存度を測るチェックシートの作成に取り組んだ。

困ったとき「相談できる力」育む

キャリアデザイン相談会の実践

横浜市立若葉台特別支援学校

 人間が社会で生きていくために必要となるのが「相談できる力」。困っていることを誰かに相談することで、より良い人生を送れるようになる。生徒がそんな「相談できる力」を身に付け、社会に出てから自分の望む人生を送れるようにしてほしいと、横浜市立若葉台特別支援学校(横浜わかば学園、工藤幹夫校長、児童・生徒145人)では、知的障害教育部門高等部の生徒に対する「キャリアデザイン相談会」を実施している。

知りたい 小中一貫教育の制度化

松永 透 連雀学園三鷹市立第一中学校(東京都)校長

 今春から、小中一貫教育校が法律に位置付けられます。これまでの小・中学校と何が違うのか。教員にはどのような働き方が求められるのか。全国に先駆け、市独自の一貫教育を行ってきた東京都三鷹市の市立第一中学校・松永透校長に聞きました。

児童館 学校などと連携深まる

困難抱える子の「つぶやき」拾い

東京・福生市

 所管する省庁が異なることなどから、これまではあまり関わりがなかった児童館と学校が連携を深めつつある。東京都福生(ふっさ)市が、その一例。家庭で十分な養育が受けられない子どもも、児童館に来ると、学校では口にしないつぶやきが出る。児童館では、小・中学校長や、児童委員らを定期的に招いて、子どもたちを取り巻く課題について話し合うようになった。

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