No.6181号(2019年02月25日号)9面では「日本語上達へ俳句創作」を掲載

02.25

20190225-01

携帯・スマホ持ち込み巡り指針案 登下校限定で認める

「防災・防犯のため」明記

大阪府教委

 大阪府教委は18日、公立小・中学校で携帯電話やスマートフォン(スマホ)の持ち込みを認めるガイドラインの素案を公表した。児童・生徒の校内での使用は禁止し、登下校中に限定して災害の発生時や犯罪に巻き込まれた際など緊急時の連絡に使えるようにする。全国初となった大阪府の方針を受け、文科省は通知してきた持ち込みの「原則禁止」について見直しの検討を始める。

長期欠席者の所在確認続く

学校、保育所、民生委員ら面会試み

千葉・野田市の虐待死から1カ月

 千葉県野田市で小学校4年生だった女子児童が保護者から虐待を受けて亡くなってから1カ月が過ぎ、国公私立の学校、保育所は2週間以上の長期欠席が続く児童・生徒、乳幼児の所在確認に追われている。確認に当たって国は、各校の教職員または、指導主事やスクールソーシャルワーカーなど教育委員会所属の職員、民生・児童委員、フリースクール職員らが面会するよう求めている。

大津市中学生自死事件 加害元生徒に賠償求める判決

 平成25年に制定された「いじめ防止対策推進法」の背景となった大津の中学生自死事件。19日には、大津地方裁判所が加害側の生徒2人に約3800万円の賠償金支払いを求める判決を下した。今回の事件では警察が中学校から生徒指導日誌などを強制的に押収し、裁判所はそれらの資料に基づいて判断を下している。判決を受け、遺族は、警察の手が入らずとも遺族に資料を開示するよう求めている。

東京都公立小学校長会が研究発表会

< 東京都公立小学校長会(会長=種村明頼・新宿区立西戸山小学校校長)は8日、平成30年度第62回研究発表会を文京区立湯島小学校で開催した。「学校経営」や「教育課程」「指導・育成」などに関わる12の分科会で地区校長会の研究・実践報告が行われた。

園生活や遊びの質 向上目指して

日本保育学会 関東地区研究集会

 一般社団法人日本保育学会(会長=汐見稔幸・東京大学名誉教授(前白梅学園大学学長))では、会員や現場の保育者に向けた地域ごとの研究集会を開催している。本年度の関東地区研究集会は17日、東京都の聖心女子大学で開かれた。テーマは「園生活の質、遊びの質の向上を実践から検討する」。園文化の改革や研修の改善などの実践事例を通して、保育の質の向上を目指す際に伴う課題の解決に向けた方向性を探った。

言語教育に重点 高まる「学びの有用感」

京都市立梅小路小学校

 国語科を基盤に、言語教育に力を入れて取り組む京都市立梅小路小学校(進藤弓枝校長、児童260人)。授業改善の視点として「主体的・対話的で深い学び」を重点に置き、子どもが自ら考え、行動する姿を目指して実践を積み重ねている。子ども司会の授業や思考ツールなどを取り入れ、課題解決の学びのスタイルをベースに探究的な学習を展開。アンケート結果では、90%を超える子どもたちが「今学んでいることが将来役に立つ」と回答するなど、「学びの有用感」の向上が成果の一つになっている。2年前から始まったプロジェクトにより、全国学力・学習状況調査の結果も大きく伸びた。

ICT生かし授業改善

東京・調布市立第七中

 ICT機器を使うなどしてアクティブ・ラーニングを重視しながら授業改善を進めている東京都調布市立第七中学校(吉岡俊幸校長、生徒372人)は1月23日、研究発表会を開いた。「集団生活の向上」を目指した1年生の道徳の授業では、パワーポイントを使用。生徒自身の学校生活の様子を基にしたスライド資料を電子黒板に映し、より良い学級をつくる手だてを考えさせた。生徒や教員の姿を大きく映すことで視覚的に訴え、興味を引くことがねらい。

言語能力異なる相手と伝え合う力養う

豊かな社会性を育てる指導を工夫

川崎市立聾学校

 平成29、30年度の川崎市教育委員会研究推進校として、「豊かな社会性を育てるための指導の工夫~人との関わりを中心に~」をテーマに研究を進めてきた川崎市立聾学校(上杉忠司校長、幼児・児童・生徒43人)が1月31日、特別支援教育報告会を開催した。小規模化が進み、幼稚部から高等部まで1、2人の学級も多いという小集団の中で、一人一人課題の異なる子どもたちが社会性を身に付けることができるような取り組みを発表。中学部の取り組みを中心に取材した。

働き方改革、夜間中学など議論

日教組教研集会

 日本教職員組合は2月1日から3日間、北九州市内で第68次教育研究全国集会を開催した。教育内容や教育課題ごとの24の分科会で実践報告を基に意見交換した。特別分科会では教育機会確保法の制定を契機に、全国で活発な動きを見せている夜間中学をテーマにしたシンポジウムを開き、関係者が話し合った。3日間で約1万人が集まった。

学校を核とした地域づくりの進化探る

高知・南国市で「全国・融合フォーラム」

 学校と地域の融合教育研究会(融合研、宮崎稔会長)主催の「全国・融合フォーラムin南国市稲生」は1月26、27の両日、高知県南国市の市立稲生ふれあい館と市立稲生小学校で開かれた。「地域と学校 協働から融合へ」が全体テーマ。「一貫コミュニティ・スクール」「地域とともにある学校」をテーマにした事例発表と意見交換などを行い、地域と学校が融合した取り組み、学校を核とした地域づくりのさらなる進化・発展などを考えた。

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