No.6180号(2019年02月18日号)13面では「育つ 若手教師の風景」を掲載

02.18

20190218-01

医療的ケア児 校外学習の道広げる

資格持つ教員ら同行でも

文科省有識者会議

 病気などにより、喉にたまった「たん」を吸引するなどの「医療的ケア」を必要とする子どもたちの学校環境整備について話し合ってきた文科省の有識者会議は13日に最終会合を開いた。校外学習の際に看護師の同行を求めてきた方針を改め、一定の資格・経験を持つ介護職員や教員の引率・同行でも実施できるなどとした報告書案を大筋で承認した。

20代から「マネジメント」学ぼう

九州大 学校経営コンサルテーション室

 教職員はいつから「マネジメント」を学べばよいのか―。以前は「校長になってから」マネジメントに関わる研修が行われていたが、現在、「副校長・教頭」「指導主事」など都道府県や大学院によって重視する対象が変わりつつある。こうした中、九州大学学校経営コンサルテーション室(代表=元兼正浩・同大大学院教授)では、教員の年齢構成の変化などを見据え、20代から取り組む必要性を考え、初任者と若手教員向けの研修プログラムを作成、昨年12月、同大伊都キャンパスで実施した。研修の概要を紹介する。

「子どもが子どもらしく」育ち合う

橘幼稚園(横浜市)

 「子どもが子どもらしく」を理念に、子どもたち一人一人が自分らしさを発揮できるようにすることを大切にしている、横浜市の(学)橘学苑 橘幼稚園(三上正芳園長、園児250人)。異年齢クラスを園生活の基盤とすることで、「遊びの先輩」から文化が伝承され、兄弟姉妹のような関わりによる育ち合いが生まれている。

特別活動 学級の課題解決に向けて

那覇市立松川小学校 特別活動の取り組み(下)

 特別活動の指導と評価の工夫・改善に取り組む那覇市立松川小学校(狩俣直美校長、児童445人)。学級活動・児童会活動の取り組みを中心に、学習過程の充実や学習環境の整備などを含め、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて授業改善に力を入れている。前号に引き続き、安部恭子・文科省教科調査官のコメントと併せ、同校の取り組みを紹介する。

対談 どうする 新時代の人材育成

海外留学の支援など推進

グローバル社会生き抜く力を

柴山 昌彦 文部科学相

永瀬 昭幸 株式会社ナガセ社長

 平成時代はあと2カ月余りで幕を閉じ、新しい時代が始まる。国外でも、世界情勢が目まぐるしく変化する中、日本はどのような教育に取り組み、どのように人々の能力を伸ばせばよいのだろうか。そのような主題の下、昨年10月に就任後、「柴山プラン」「柴山イニシアティブ」などで今後の文部科学行政の方向を示してきた柴山昌彦文科相と、民間の立場から、予備校経営を通して子ども、若者の自己実現を支援し、スポーツや科学技術の分野でも世界で活躍する人材の輩出を目指している(株)ナガセの永瀬昭幸社長に対談していただいた。(文中敬称略)

「深い学び」へ 独自の指導スキル設定

意見発信→聞き手が質問→応答

数学で「一往復半の言語活動」「考え方を考える」授業へ

東京・港区立高陵中学校

 新学習指導要領で授業改善のキーワードの一つになっている「深い学び」の実現に向け、言語活動の充実に重点を置く東京都港区立高陵中学校(平川恒美校長、生徒222人)。授業での活用を目的とした「高陵ティーチングスキル」などを設定し、学びの充実に向けて各教科等で実践を積み重ねている。区の学力調査でもともと高い学力だが、入学後、5教科の平均正答率がさらに向上しているという。

地元企業と連携で職業人を育成 現場実習の成果を発表

東京都立六郷工科高校

 東京都立六郷工科高校(佐々木哲校長、生徒=全日制・定時制計563人)は昨年12月、工業の現場で生徒が実習を積んだ成果などについての発表会を都内で開いた。技術者から指導を直接受けた経験や、現場で感じたことを生徒が紹介した。同校は生徒が地元企業について知る機会をつくるため、企業実習に力を入れており、職業意識の向上や就職にもつながっているという。

子ども大学 10年の歴史重ね一層の広がり

第1号誕生の地・埼玉県

 主に小学生が週末に大学を訪ねるなどして、大学ならではの学びを体験する「子ども大学」が日本で始まって10年がたち、学習内容、運営形態、受講する子どもの範囲などにさまざまな広がりが出ている。国内で「発祥の地」とされる埼玉県では、海外からの留学生との交流を通して学んだり、小・中学生自身が企画・運営側に回って、その体験そのものから学んだりするようになっている。

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