No.6101号(2017年05月15日号)2面では「診断難しい脳損傷の啓発へ」を掲載

05.15

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主幹の積極活用探る

副校長・教頭 負担軽減を議論へ

中教審

 教員の働き方の改革に文科省が本格的に乗り出す。近く中央教育審議会で負担軽減や業務改善の検討を始める。業務が集中しがちな副校長・教頭の負担軽減を図るため、主幹教諭が校内業務に積極的に関与する仕組みなどを検討する見通しだ。

東京都中学校長会が定期総会・研究発表会

新会長に岩永・新宿区立新宿西戸山中校長

 東京都中学校長会は4月20日、都内で定期総会・研究発表会を開催した。総会では常盤隆会長の退任に伴い、岩永章・新宿区立新宿西戸山中学校校長が新会長に就任した。研究発表会では教育対策部が調査報告書の内容を発表した。

時代の変化に合わせ保育問い直す

「混合教育」を基軸に子どもが成長し合う学び

武蔵野東第一・第二幼稚園(東京・武蔵野市)

 「みんななかよし」「すなおなこころ」「こんきのよさ」の園訓、健常児と障害のある子が共に育ち合う「混合教育」を基軸に、「ひと」「もの」「こと」との出会いを大切にした保育に取り組む、東京都武蔵野市の武蔵野東第一・第二幼稚園(加藤篤彦園長、園児2園計551人)。時代の変化に合わせて日々の保育の在り方を保育者が問い直し、遊びを通して人生の土台となる大事なことを学ぶ、より良い保育づくりを進めている。

2050年、児童の姿を見据えて「深い学び」追究

東京・台東区立黒門小学校

 昨年度までアクティブ・ラーニングの視点を生かした授業づくりに取り組んでいた東京都台東区立黒門小学校(千木良康志校長、児童372人)。「『よい授業』とは何か」を基点に、「教師による『Teaching』から子ども主体の『Learning』」を目指した授業改善だ。本年度は次期学習指導要領のキーワードの一つ「深い学び」に焦点を当てている。子どもたち一人一人が、さらに学びと向き合えるような実践を各教科・領域などで積み重ねていく。

「総合」でふるさと学習

福島・飯舘村立飯舘中

 平成23年の東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故で全村避難を余儀なくされた福島県飯舘村。村唯一の中学校で、現在、福島市飯野町に仮設校舎を構える村立飯舘中学校(和田節子校長、生徒64人)がこのほど、全村避難後から続けている「ふるさと学習」で博報賞・文部科学大臣奨励賞に表彰された。「探究」をテーマに、年々、学習の内容を更新してきた。

「校長会Facebook」で発信

長野県高等学校長会

 長野県高等学校長会(会長=内堀繁利・長野県上田高校校長)が平成27年11月から公式Facebookを立ち上げ、各校のさまざまな情報を発信している。県内の高校の情報を一堂に掲載する「場」を通じて、より多くの人々にタイムリーな情報を伝えるだけでなく、県内外の人々との新たなつながりも生まれている。

次期指導要領 高校数学・理科横断の探究科目を新設

中教審答申から

 数学と理科では、「数学・理科にわたる探究科目」として、新たに提案されているのが「理数探究基礎」と「理数探究」。他の教科・科目の見直しが同一教科内で行われているのに対して、新共通教科「理数」に位置付く新科目は、複数教科にまたがる。中央教育審議会答申「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」(平成28年12月)では新科目を提案するとともに、現行の「理科課題研究」、数学科の「数学活用」、専門教科「理数」の「課題研究」の内容を踏まえ、新科目が発展的に新設されるため、「理科課題研究」は廃止するとした。

地域の小学生たちがミュージカルに参加

東京・小金井市

 東京都小金井市を拠点とするミュージカルカンパニー「ふるきゃら」が4月、公募で集まった地元の小学生と共にオリジナルのミュージカル「瓶ヶ森の河童(しばてん)」を上演した。わずか4回の合同稽古で本番に臨んだ子どもたち。当日は、多くの保護者や友人らが見守る中、見事な歌や演技を披露し、フィナーレは会場が大きな感動と拍手に包まれた。

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