No.6045号(2016年02月15日号)13面では「もうすぐ新年度 子どもの情報引き継ぎのコツは」を掲載

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地方都市「ホストタウン」に名乗り

中学生、外国選手と交流試合も

東京五輪・パラリンピック

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて国内外の選手と住民が交流する機会を設ける都道府県・市町村を「ホストタウン」に認定し、政府が財政措置する制度が新年度から本格化する。1月には第1次認定分として北は北海道から南は九州まで44件が決まり、それらの自治体では、学校教育内外で交流する準備を進めている。早いところでは本年度中にも合宿に訪れる外国人選手団と中学生の交流試合などがある。

「眠育」で生活習慣改善へ

 睡眠リズムを整えて生活習慣を改善することが児童・生徒の意欲向上や不登校防止につながる―。こうしたことから、睡眠の重要性を理解するとともに、自分自身の睡眠状況を知って生活習慣の改善に結び付ける「眠育」が全国の教委や学校に広がっている。全国に先駆けて取り組んできた福井県若狭地域の取り組みを中心に、「眠育」について紹介する。

「授業の見方」「若手の力量アップ」で提案・協議

都内でフォーラムを開催

愛される学校づくり研究会

 愛される学校づくり研究会(会長=石川学・愛知県小牧市立岩崎中学校校長)は6日、都内で「愛される学校づくりフォーラム2016 in 東京」を開催した。同会は多様な教育関係者が集い、愛される学校をつくるための研究、開発、実践などをしている。午前の部では日頃の研究会での活動の様子を「公開」するというコンセプトの下、四つのテーマで提案・協議を実施。午後の部では「楽しく、手軽に授業改善をしよう」と題し、同会と民間企業で開発した「授業アドバイスツール」「授業検討ツール」を、模擬授業を通して紹介した。

開かれた子育て支援へ

13年目の幼保一体型施設 新制度の1年

神奈川・箱根町立仙石原幼児学園

 子ども・子育て支援新制度がスタートしてまもなく1年。本年度、数が倍増した幼保連携型認定こども園の現場では、幼保の価値観の違いや、義務化された地域子育て支援などの新たな課題に取り組んでいる。今をさかのぼること13年前に、全国に先駆けて幼保一元化を始めた神奈川県箱根町では、新制度の1年間をどう迎えたのだろうか。

「特別の教科 道徳」評価を工夫

授業の価値項目 感動・感謝・ルール・マナーを設定

京都市立七条第三小学校

 「特別の教科道徳」を先行実施し、「評価」の工夫に取り組む京都市立七条第三小学校(安田曜校長、児童397人)。授業の価値項目として「感動」「感謝」「ルール」「マナー」の四つを設定し、評価はワークシートなどの記述で見取っている。評価内容は、子どもたち一人一人に手渡す通知票の所見欄にも明記。同校では複数の教師で評価を行い、客観性を持たせることができているかどうかの検証にも取り組んでいるという。

国語 批評する力を育む

 中学3年生の国語で身に付けるべき力は―。広島県廿日市市立大野東中学校の木村千佳子指導教諭、栃木県上三川町立本郷中学校の森健教諭は共に「批評」を挙げる。木村指導教諭は高校入試を見据え、森教諭は思考力の向上を目指し、それぞれポスターと新聞を比較し論じる授業を実践した。

福島の高校生が日本を元気に!

社会活動コンテスト

 ボランティア・社会貢献・復興・国際交流・まちおこし・製品開発など、福島県内の高校生による社会活動を対象としたコンテスト「ふくしま高校生 社会活動コンテスト」(主催=(社)ふくしま学びのネットワーク、東京大学REASE)の本年度受賞校が昨年秋に決定し、1月23日に東京大学で受賞校による活動発表会が行われた。合言葉は「福島の高校生が、日本を元気にする」。地域や社会を変える、高校生ならではの多様なアイデアや実践が紹介された。

家庭教育支援の充実図る

文科省・研究協議会「訪問型」事例報告から

 家庭教育が困難な現代社会の中で支援を充実していくためには、どんな取り組みが求められるか―。文科省は1月28、29の両日、東京都内で平成27年度全国家庭教育支援研究協議会を開催した。今回のテーマは「地域や学校をはじめとする豊かなつながりの中での家庭教育支援」。パネルディスカッションの中で発表された、地方自治体の「訪問型家庭教育支援」の取り組みを紹介する。

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