
校務DX、AI活用や欠席連絡で進む 子どもへの連絡配信は遅れ
文科省は9日、校務DXチェックリストに基づく令和7年度の自己点検結果を公表した。生成AIの校務活用や欠席連絡のデジタル化など複数の項目で前年度から取り組みが進んだ一方、児童・生徒への連絡配信や学校内の情報共有では依然として低い水準にとどまっていた。調査は公立の小・中学校など2万8049校(回答率98・6%)を対象にした。
内科健診でのプライバシー配慮 学校7割が事前説明
有識者会議で報告
文科省は9日、学校保健に関する有識者会議を開いた。学校健康診断での内科健診の際に、プライバシーへの配慮について事前に説明している学校は約7割との日本学校保健会の調査結果が報告された。委員からは正確な検査・診察のために脱衣の必要性を訴える声が上がった。
解説 美術館の学び 他者理解育み自己肯定感高まる
美術館は、どうやって学校とつながり、どのような学びを提供するべきか。そして、美術館で得られる学びの重要性を、いかに理解してもらうのか。元美術科教員で、中央教育審議会の芸術ワーキンググループで委員を務める、鳥取県立美術館の佐藤真菜専門員に聞いた。
経営方針は「継承と創造」 大正期からの「独創教育」推進
広島・東広島市立西条小学校
広島県東広島市立西条小学校(祭田学校長、児童794人)は、大正期の旧校の時代に行われていた「独創教育」の精神を引き継ぐ他、児童によるオペラ「白壁の街」を45年続けるなど伝統を大事に守り、育ててきた。令和5年度に着任した祭田校長が掲げる学校経営方針は「継承と創造」。令和6年度から同市教育推進指定校として、過去の蓄積を生かしつつ、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実による「深い学び」の実現を目指している。同校の特色と研究を取り巻く独特の空気感を紹介する。
「やりたい」がいっぱいの園庭 心を揺れ動かして遊ぶ
東京・江東区立なでしこ幼稚園 (上)
豊かな園庭環境は、子どもたちが経験できることが増えて遊びが充実し、たくさんの学びにつながっていく。東京都江東区立なでしこ幼稚園(松岡克恵園長、園児96人)は「『やりたい』がいっぱいの園庭環境」を目指して研究を実施。「好きなことを見付け、思い切り楽しむ」「仲間と共に好きを深めていく」ことを大切にしながら、心を揺れ動かして遊べるような園庭環境となるように知恵を出し合い、工夫を重ねてきた。2回にわたり、研究・実践の内容を紹介する。
1年生に「環境を通して行う教育」 幼児期の考え方生かす
名古屋市立明治小
「笑顔あふれる学校をつくる」を教育目標に、互いに求め合う集団づくりや対話の重視、キャリア教育の充実などに力を入れている名古屋市立明治小学校(丸山浩校長、児童261人)。幼児期の教育の考え方である「環境を通して行う教育」を取り入れ、「心理的安全性」を確保し、子どもたちが自ら育つための取り組みを進めている。
主権者教育としての地理学習 交通安全テーマに地域の在り方探究
2年社会・地理的分野「三津浜安全プロジェクト」(上)
新たな単元・教材を開発し、授業実践に取り組んだ高岡遼介・松山市立城西中学校教諭。ICT機器を効果的に活用し、学びの充実を図った2年社会科の単元「三津浜安全プロジェクト」(地理的分野)だ。井上昌善・愛媛大学准教授と協働で行った取り組み。地域社会の創り手を育成する上で必要な力を見据え、「深い学び」の実現を目指した。キーワードは「『主権者教育』としての『地理学習』」。本実践の内容を上・下で紹介する。
全生徒が研究に参加 SSHの成果を披露
東京都立日比谷高校
全校生徒がSSHの取り組みに参加する東京都立日比谷高校(萩原聡統括校長)は2月14日、本年度の成果報告会を開催した。1年生が「理数探究基礎」で行った活動をポスター発表したり、「理数探究」を履修する2年生が口頭発表を行ったりした。この他、高大連携や産学連携の取り組みとして行う国内研修の活動報告もあった。
インクルーシブな学校運営 モデル事業の中間報告会
文科省は2月20日、障害の有無にかかわらず共に学べる学校づくりを進める「インクルーシブな学校運営モデル事業」の中間報告会を開いた。小・中・高校と特別支援学校の連携による交流及び共同学習の取り組みなどが発表された。パネルディスカッションでは事業を通して浮かんだ課題なども話題になった。
震災後生まれの「語り部」育つ 被災教員らと活動、思いを継ぐ
訪れる人に被害状況解説
宮城・岩沼市
東日本大震災が起こった後に生まれた子どもたちの中から、震災の教訓を発信する「語り部」が育ち始めた。宮城県岩沼市では、県立高校で長く地理を教えてきた教員らで構成する「いわぬま震災語り部の会」に昨年夏、小学生と中学生が入会。現地を訪ねる人たちに被害状況などを解説した。そのきっかけは、学校の課題として防災ワークショップに参加したことだったという。




















