No.6308号(2021年12月20・27日号)6面では「こども園で現代アート」を掲載

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「コロナ2年目」令和3年の教育界を振り返る

 今年も残すところ10日。コロナ禍の中で始まった令和3年は、初めての大学入学共通テストが1月にあり、春になると昨年とは異なり、来場者数を絞るなどして卒業式・入学式も実施できた。8月には、児童・生徒の新型コロナ感染が過去最大に広がったが、秋になるとまだワクチン接種が進まない小学生を含めて感染は下火になった。教育界を巡るこの1年を振り返ってみた。

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新学習指導要領の教育課程編成など、本年度の調査結果報告

東京都中学校長会令和3年度研究大会

 東京都中学校長会(会長=新村紀昭・練馬区立上石神井中学校校長)は11月18日、都内で令和3年度研究大会を開催した。当日は研究部(長田和義・千代田区立麹町中学校校長)が実施した、新学習指導要領全面実施となった本年度の教育課程や学校経営、学習評価、GIGAスクール構想などに関わる調査結果を報告した。調査内容を紹介する。

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園児が遊びの経験生かし現代アートで日常を表現、作品展に

幼保連携型認定こども園おおわだ保育園(大阪・門真市)

 子どもたちの遊びや生活を一層大切にするため、行事の見直しを進めている園も多い。大阪府門真市の(社福)友愛福祉会 幼保連携型認定こども園おおわだ保育園(馬場睦代園長、園児176人)は11月27日に開催した作品展のテーマを「現代アート」に設定。子どもたちが日常の遊びや生活の中で楽しみ、主体的に表現したものやその過程を作品にして展示した。それが「日々の子どもの遊びや生活を充実することの重要性」「子どもたちが思いを自由に表現できる環境の大切さ」などの再確認にもつながった。

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コロナ下、子ども中心の環境づくり 休園・登園自粛への対応も調査

幼保連携型認定こども園おおわだ保育園(大阪・門真市)

 公益社団法人こども環境学会(五十嵐隆会長)は1~4日、2021年大会(長野)を開催した。新型コロナウイルス感染症問題の影響により、長野県佐久市の会場への参加人数を大幅に制限するとともに、オンライン開催を併用して実施した。テーマは「自然とともに暮らすこども~生きる力を育むには」。自然からの子どもの学び、持続可能な未来をつくる環境学習、新型コロナ下の子どもを取り巻く環境などについての講演会やシンポジウムが行われた。

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アーモンドミルクで健康と食生活学ぶ 原料から作る実演も

大阪・茨木市立中条小5年 家庭科

 菓子や乳製品などを製造・販売する総合食品メーカーの江崎グリコ社による出前授業が11月30日、大阪府茨木市立中条小学校(近藤祐明校長、児童945人)で行われ、5年生がアーモンドミルクとその原料となるアーモンドから健康と食生活について学んだ。アーモンドミルクを作る実演もあり、子どもたちは栄養素の働きや食品選びの大切さに興味・関心を寄せていた。

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「ほないこう」の自問で整理 意見と根拠つなぐ理由付け考える

東京・府中市立府中第三中学校

国語・言語活動

 東京都府中市立府中第三中学校(持田晃校長、生徒638人)の津田淳主幹教諭は東京都中学校国語教育研究会での研究成果を生かし、国語科で「意見」と「根拠」、その二つをつなぐ「理由付け」の三つを柱とした言語活動に力を入れている。話し合い学習を充実させることが目的で、三つの柱に対して「本当? なぜ? いつもそう? こうすれば?」などの問い掛けをする「ほないこう」を導入した。こうした工夫により、生徒たちは自分の意見について根拠を踏まえて語るようになり、他者の発言も論理的かつ分析的に聞くようになるなどの変化が見られた。

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SDGsに資する探究活動展開 各生徒の興味・関心に合わせ

京都府立嵯峨野高校

 地域連携・海外コラボ型の探究学習に取り組んでいる京都府立嵯峨野高校(橋長正樹校長、生徒947人)。特色の一つが、生徒一人一人の興味・関心に合わせてSDGsに資する探究活動を展開する「アカデミックラボ」だ。(公財)パナソニック教育財団の特別研究指定校としてICTを効果的に活用。学習の成果を高めるため、対面とオンラインを組み合わせたブレンド型学習も展開している。その取り組みとは―。

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話し終わるまで待つ学級つくろう 吃音への合理的配慮

 「吃音」。滑らかに発話することができない言語障害の一つで、幼児期には20人に1人、大人の100人に1人は吃音があるとされる。意外に身近な障害だが、吃音に対する理解は十分に進んでおらず、学校現場においても、子ども一人一人に合わせた合理的な配慮が求められている。そのような中、吃音のある子どもを描いた米国のドキュメンタリー映画が上映されるなど国内でも啓発運動が進んでいる。吃音を巡る課題と対応をまとめた。

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社会・地域の課題、eスポーツで解決へ 高校生がアイデア競う

 eスポーツを教育に生かそうと活動する、北米教育eスポーツ連盟(NASEF)の日本本部は、社会・地域の課題を、eスポーツで解決するアイデアを高校生から募った。ネット上の誹謗中傷や空き家の問題を解決するアイデアが集まった。

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