
公立小・中学校の年間授業時数、減少進む 大幅に標準超す学校は2・3%
標準授業時数を大幅に上回った教育課程を組む公立小・中学校は本年度、さらに減ったことが文科省の集計で分かった。中学校2年生の場合、法令が定める年間標準授業時数は1015時間。1086時間以上の割合は昨年度より12・7ポイント少ない2・5%にまで減った。今回の調査では新たに小学校3年生以下についても、「大幅に上回る時数」の目安を示した。小学校1年生では年間956時間(標準は850時間)としている。
共通テスト 傾向と授業での対策は
1月17、18日に実施された令和8年度大学入学共通テストは、現在の学習指導要領に対応した2回目の試験だった。注目の集まった「情報」は昨年から平均点が大きく低下した。結果の概況と高校での授業改善の視点をまとめた。
依然残る副校長・教頭の未配置 全国公立学校教頭会 令和7年度調査
全国公立学校教頭会(稲積賢会長)はこのほど、公立小・中学校の全会員を対象に行った令和7年度調査をまとめた(昨年10月6日付で一部既報)。単位教頭会・副校長会対象の団体調査と個人調査の2部構成。全国の副校長・教頭の置かれた現状を把握し、教育現場の課題解決と地位向上につなげることが目的だ。調査は昨年6月から7月にかけて実施した。
子どもの発達を踏まえた実践発表 中央セミナー・中央協議会を合同開催
こども家庭庁・文科省
こども家庭庁と文科省は昨年12月3、4、5日の3日間、東京都内で保育実践充実推進のための中央セミナーと幼児教育の理解・発展推進事業(中央協議会)を合同で開催した。4日には全体会を実施。文科省とこども家庭庁の行政説明とともに、外山紀子・早稲田大学教授の「発達の連鎖を紐解く―歩行開始期における発達カスケード」をテーマとした基調講演、子どもの発達を踏まえた2園の実践発表で構成するシンポジウムを行った。
「夢中になれる学び」目指して 子ども主役の授業改革推進
東京・杉並区立松ノ木小学校
「夢中になれる学び」を主題に掲げ、東京都杉並区立松ノ木小学校(笠原秀浩校長、児童338人)は1月23日、研究発表会を実施した。同校が取り組んでいるのは「子どもが主語になる授業改革」。教師は「教える」から「支える」に徹し、目指しているのは全ての子どもたちが「深い学び」を実現することだ。都内を含む全国各地から教育関係者約330人が参加。子どもの「考えようとする姿」や「挑戦し続ける姿」に注目が集まった。
未来切り拓く「自走力」育成 五つの力「PEDAL」を意識
未知の課題に興味、主体的に探究、協働で考え深め、自己を振り返り、学びに生かす
東京・府中市立府中第二中学校
これからの時代は変化が激しく、多様で不確実であるといわれており、生徒たちはどのような能力を身に付けるか、その状況にどう対応できるかが問われている。そこでは、自分の学びを自分で調整し、価値ある知識の結び付きを求め、課題に対する最適解を見つける努力が必要不可欠となる。東京都府中市立府中第二中学校(成清敏治校長、生徒625人)は令和6・7年度の2年間、東京都教育委員会の授業改善推進拠点校として「未来を切り拓く自走力の育成―探究心と学びを生み出す学習環境デザイン」をテーマに研究を進めた。
画像解析やGPS活用で成果 情報理数科で研究発表会
平成19年の開校以来実施
千葉県立柏の葉高校
平成19年の開校以来、情報理数科の研究発表会を20年近く実施してきた千葉県立柏の葉高校(奥田雅之校長、生徒911人)。本年度の発表会で、画像解析やGPSといった情報技術を活用した研究を発表した。来校した中学生や保護者に、改良を重ねた過程や成果を丁寧に説明。ポスター発表では活発な意見交換も行われた。
令和7年度 文部科学大臣優秀教職員表彰
(敬称略)
本年度の文部科学大臣優秀教職員表彰では、国公私立の幼稚園・幼保連携型認定こども園、小・中学校、高校、特別支援学校などから、827人の個人と、57の教職員組織が対象となった。このうち、民間団体などからの推薦による「社会に開かれた教育実践奨励賞」では3人5組織が受賞している。対象者の一覧は次の通り。
国の財政を考えよう 財務省職員らが協力 予算編成にチャレンジ
通信制N高の生徒企画で講座
全国で通信制の「N高グループ」を展開する角川ドワンゴ学園(山中伸一理事長)は1月15日、国の財政を考える講座を実施した。N高などの生徒による企画に、関係する省庁・機関の職員10人ほどが協力。財政教育の必要性を感じた生徒たちが、部活動の延長で学生団体を立ち上げ、実施にこぎ着けた。
視覚障害の生徒がバスの乗降訓練 障害理解促す音声メッセージも作成
茨城県立盲学校・高等部
茨城県立盲学校(大澤宏規校長)の高等部の生徒たちが、地域のバス会社の協力を得て、バスの乗車に関する安全学習に取り組んだ。同校は水戸市に位置し、幼稚部から高等部まである。県唯一の盲学校のため、多くが市外からの子どもで、寄宿舎から通っている。週末の帰宅時も保護者の送迎の幼児・児童・生徒が多く、公共交通機関に乗る機会は少ないのだという。




















