
改正給特法施行、給食無償化、中学校35人学級… 令和8年を展望
今年も、中学校で1学級の生徒数を35人以下とするための法改正をはじめ、教育界では大きな動きが相次ぐ。展望をまとめた。
教育関係予算3700億円増を要求 中学校35人学級や不登校対応の強化
文科省・教育関係予算案
文科省は令和8年度予算案に、教育関係で前年度より約3700億円多い4兆5981億円を計上した。来年度から始まる公立中学校の35人学級や、小学校の教科担任制の拡充などのため、7596人の教職員定数改善を盛り込んだ。主務教諭の創設や教職調整額の引き上げなど、教員の処遇改善も要望している。
東京都公立小・中学校女性校長会が経営研究会
東京都公立小・中学校女性校長会(会長=古矢美雪・東久留米市立第五小学校校長)は昨年12月6日、文京区立千駄木小学校で「学校経営研究会」を開催した。棗まゆみ・羽村市立栄小学校校長と竹田幸恵・八王子市立横山中学校校長が、日頃の取り組みを紹介した他、昨年7月31日、8月1日に開かれた全国公立小・中学校女性校長会全国研究協議大会東京大会の成果報告があった。
ときめき・ひらめき・探究する保育 環境構成の工夫繰り返す
京都市立翔鸞幼稚園 (下)
保育者が子ども一人一人に丁寧に寄り添うとともに、子どもたちが「ときめき」と「ひらめき」を繰り返しながら遊びを深め、「探究」していく保育を進めている京都市立翔鸞幼稚園(平松美和園長、園児31人)。こうした、子どもも保育者もときめき、ひらめき、探究していく姿は、日常の保育のさまざまな場面で見られている。
企業の支援で出前授業 商品を開発するキャリア教育(下)
ランドセル・文房具・上履き、どう改良? 東京・台東区立金曽木小
「自分たちの思いや願いを形に」―。東京都台東区立金曽木小学校(大木毅校長、児童398人)の6年生がクラスごとに商品開発(ランドセル・文房具・上履き)に取り組んでいる。それを支援しているのはセブン&アイ・ホールディングス社だ。顧客のニーズに応える商品を考え、アイデアを出し合う。考案した新商品は同社でも販売される予定だ。キャリア教育の一環として、大木校長は「商品開発の過程で自分や友達、クラスの意見が反映される体験を味わってほしい」と話している。
「箱ひげ図」を使って箱根駅伝の結果予測
「算数/数学・授業の達人大賞」で最優秀賞
山田大希・広島市立五日市中学校教諭(上)
年が明け、今年も正月(1月2、3の両日)に行われた箱根駅伝(第102回大会)。毎年、各大学の選手やチームにドラマが生まれ、正月の風物詩としても知られている。大会結果を予想するために「箱ひげ図」(中2数学単元「データの活用」)を使い、学びの充実を図ったのが広島市立五日市中学校(藤本知子校長、生徒858人)の山田大希教諭だ。本実践は東京理科大学主催の「第18回(2025年度)算数/数学・授業の達人大賞」で最優秀賞(「算数/数学部門」)を受賞。本実践について上・下で紹介する。
デジタル人材の育成目指す 生成AIを活用してビジネスモデル作成
神奈川県立厚木王子高校
神奈川県立厚木王子高校(宗方泰司校長、生徒1009人)の総合ビジネス科は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用し、地域課題の解決やビジネス実践に取り組む。文科省事業によるDXハイスクールの一つで、神奈川県立高校で唯一、産業界などと連携する「プロフェッショナル型」として実践を展開している。AIを活用した「ビジネス基礎」やロボットを活用した「情報処理」の授業を紹介する。
稲作過程演じる「御田植」に挑戦 発表会に向け地元団体が協力
福島・棚倉町
小学校・郷土史クラブの児童
数百年にわたって地域で守られてきた貴重な行事である福島県棚倉町の「御田植(祭)」。能狂言風に笑いを誘う掛け合いで稲作の作業過程を演じる。同町立の近津小学校(深谷麻紀校長、児童93人)には、児童がこの伝統文化に触れる郷土史クラブがあり、本年度は来月18日の発表に向けて練習を重ねてきた。活動に参加した児童には、伝統文化を継承することへの意欲が芽生えつつある。(本紙特別記者・渡邉康一=社会教育士)
自立を見据え金融教育 知的障害のある生徒が学ぶ
知的に遅れのある高校生年代の生徒に、お金の使い方をどう教えるか。山梨県立高等支援学校桃花台学園が、卒業後の自立に向けた金融経済教育に取り組んでいる。買い物や税といった身近な題材を通して、生活を支えるための金銭管理の力を育てることなどを狙った。




















