高校生の海外留学、再び活況 競争率2・7倍に
官民協働事業
コロナ禍の世界的収束とともに、日本の高校生による海外留学が再び盛んになっている。官民協働で費用負担などを支援する「トビタテ!留学JAPAN」は昨年度から再開。本年度も定員の700人を大きく上回る応募があり、来月以降、それぞれが選んだ国へと旅立っていく。
学校の働き方改革 住民の理解どう得るか
学校の働き方改革の実現のために、保護者や地域住民の理解は欠かせない。とはいえ、業務分担は容易ではない。教員の勤務環境や学校の抱える課題をどのように伝えるか。教育委員会が模索している。
安全・防災教育の実践紹介など 関東甲信越地区小学校長研究協議会
長野大会
関東甲信越地区小学校長研究協議会(会長=山田浩之・新潟市立新潟小学校校長)は6、7の両日、研究協議会長野大会(実行委員長=桂本和弘・長野県須坂市立小山小学校校長)を同県軽井沢町で開催した。大会主題は「自ら未来を拓き ともに生きる豊かな社会を創る日本人の育成を目指す小学校教育の推進」。12分科会20分散会で40の研究・実践報告があり、グループでの協議を深めた。
「心を動かす環境」心掛ける 「広がりと深まり」の活動を生み出す保育を実現
荒尾第一幼稚園(熊本・荒尾市)の取り組み (下)
「広がりと深まり、そして編み込み―高く広がる太陽系 重なり深まるお話作り」をテーマにした研究・実践に取り組み、令和5年度ソニー幼児教育支援プログラム優秀園審査委員特別賞を受賞した熊本県荒尾市の(学)岡崎学園 荒尾第一幼稚園(宇梶達也園長、園児36人)。今回は「広がりと深まり」の活動を生み出す保育を実現している実践の内容について紹介する。
身体に触れない指導法紹介 体育・跳び箱の動画教材作成
塚田・群馬県太田市立藪塚本町小教諭
ベテラン教師の作成した動画教材に注目が集まっている。扱っているのは体育の跳び箱指導に関すること。体育科を専門とする塚田直樹・群馬県太田市立藪塚本町小学校教諭が手掛けた。塚田教諭の提案する「正座からの開脚腕支持下り」は、跳び箱の台上で正座した姿勢から動きをスタートさせるというもの。指導者が補助役として子どもの身体を触らなくても、腕支持力の弱い子どもでも跳び越すときに体重移動の感覚を得やすいという。
地域の特色生かした授業づくりを後押し
滋賀大学教育学部・教育学研究科
家庭科教材開発プロジェクトチーム
地域の特色を生かした授業づくりの参考にしてもらおうと、滋賀大学教育学部・教育学研究科 家庭科教材開発プロジェクトチーム(代表=岸田蘭子・同大学大学院特任教授)は冊子「滋賀の特色を活かした家庭科学習の教材開発」(A4判、60ページ)を作成した。昨年度末に完成し、県教委の協力の下で、県内の国・公立中学・高校を中心に1部ずつ配布した。冊子に紹介された内容を教材化し、その授業実践を紹介するセミナーを12月にハイブリッド形式で実施する予定だ。
「1日防災学校」を提案 生徒の主体的な判断・行動へ
全高長 総会・研究協議会から (下)
前回に引き続き、全国高等学校長協会の第76回総会・研究協議会の発表を紹介する。「北海道ブロック」の北海道函館西高校と「中国・四国ブロック」の高知県立山田高校の実践内容を扱う。
特別支援学校対象に調査 約8割が生涯学習への意欲向上目指す
文科省
全国にある特別支援学校のうち、約8割が児童・生徒の生涯学習への意欲向上に向けた取り組みをしていることが、文科省の委託調査で分かった。一方、同窓会などと一緒に、卒業後も取り組める活動の実施率は平成29年から下がっていた。
ボランティア活動学び、行動に 社会課題解決の力養う
茨城県が中高生向け講座
社会課題の解決に向けて中高生がボランティア活動について知り、実際の行動に結び付けようとする学びの場を茨城県の生涯学習センターが設けている。同県では令和元年度、中高生を主な対象として資金を交付、実際に活動してもらう仕組みを設けた。これらの事業を連携させ、課題解決に向けて行動する力を養いたい考えだ。