No.6280号(2021年5月17日号)8面では「「お茶」を通して人権学ぶ」を掲載

05.17

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市区町村教委に業務構造改革を主導できるCOOを 経済同友会提言

 経済同友会は7日、教育長を支援する「COO」(最高執行責任者)を市区町村教委に配置するなどの提言をまとめた。新型コロナウイルス感染症の流行で、日本の教育面でのICT活用の遅れや教員の多忙さが露呈した。それらの問題を解決することを目指す。COOには、一定以上の規模の組織で業務構造改革に成果を上げた経験のある人を想定している。

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「コロナ禍の1年」題材に6年生が映画制作

東京都昭島市立つつじが丘小学校

 コロナ禍の中で過ごした1年間を映画として記録に残そう―。東京都昭島市立つつじが丘小学校(上田祥市校長、児童550人)の昨年度の6年生は、総合的な学習の時間を使い、映画制作に取り組んだ。新型コロナによって多くの行事が中止になり、最高学年として活躍する場が大幅に減ったが、与えられた環境の中でできる最大限のことにチャレンジしようと企画。映画は本編とメーキング映像を合わせて50分以上あり、保護者を招いた上映会は感動に包まれたという。

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主体的に遊ぶための環境構成 園児自らが場づくりに関わる

徳島県藍住町立藍住南幼稚園

全国国公立幼稚園・こども園長会令和2年度研究集録から 上

 各園の園長が全国の仲間と学び、高め合うことの一環として、全国国公立幼稚園・こども園長会(会長=箕輪恵美・東京都中央区立有馬幼稚園園長)では毎年「研究集録」を作成・配布している。令和2年度も全国7ブロックの園が研究成果を寄せている。徳島県藍住町立藍住南幼稚園(藍原あゆみ園長、園児181人)は、「資質・専門性の向上を目指すための幼児理解―幼児が主体的に遊ぶための環境構成と援助の工夫を通して―」がテーマの研究成果を報告した。

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新生活様式に対応したスタートカリキュラムで安心感ある学び

横浜市立鶴見小

 小学校入学後、どの子どもも安心して意欲的に生活したり、主体的に学習したりするためには、幼児教育・保育で遊びを通して育まれた資質・能力を基盤として、小学校教育との学びの連続性を保障する必要がある。現行の学習指導要領にも明記された、こうした取り組みを進める上で重要になることの一つがスタートカリキュラムとなる。それは、コロナ下でも変わらない。横浜市立鶴見小学校(田中昌彦校長、児童867人)は「自ら学びに向かう子どもの育成~新しい生活様式において、どの子どもも安心して思いを実現するために~」をテーマに、新しい生活様式に対応したスタートカリキュラムの研究、実践を進めている。

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名産の「狭山茶」生かし人権教育 思いやりの心育む

埼玉・入間市立金子中学校小

 地元の名産「狭山茶」を通して生徒に人権感覚を身に付けさせよう―。埼玉県入間市立金子中学校(今泉大二郎校長、生徒195人)は、お茶作りを体験したり、茶道の心得を学んだりすることで、他者への思いやりの心を育む活動に力を注いできた。生徒の内面が変化した影響か、普段の言葉遣いや授業中の態度が変わり、以前よりも活発に意見が交わされるようになったという。

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高校生が授業と部活で地元企業と連携、地域貢献

岡山県立岡山南高校

 い草の粉末を練り込んだ「極畳おかき」、岡山県美星町の卵と同県産米使用の甘こうじで作った「糀プリン」…。これらは、同県立岡山南高校(桑元秀明校長、生徒998人)の生徒たちが地元の企業などと共同で開発、販売してきた食品だ。同校では、11年前から商業科の生徒が授業と部活動の両面から地域貢献に向けた活動を実施。生徒の自主性の育成などを目指して、企業や地域団体などと連携を強めている。

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VR映像使いソーシャルスキル育む 民間プログラムで授業

千葉・市川市立新浜小の支援学級

 千葉県市川市立新浜小学校(堀切宏校長、児童750人)の特別支援学級で昨年度、社会生活を送る上で必要なコミュニケーション能力などを身に付ける「ソーシャルスキルトレーニング」(SST)に、民間企業が提供するVR(仮想現実)を活用した授業を行った。障害の特性により具体的な場面を想像することが難しい子どもたちが、教員と学習場面を共有しながら、学習内容を「自分ごと」として捉えられるようにする狙いがある。

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学校でも「朝活」しよう 大人になったら自尊感情高まる

全国協議会が報告書

 朝食を摂取し、早く寝て早く起きる「早寝早起き朝ごはん」を勧める国民運動が始まって15年が過ぎ、その効果を調べ、分析した結果が4月26日に公表された。国立青少年教育振興機構などで構成する全国協議会によるもの。昨年7月の中間報告では、効果として、大人になってからの自尊感情が高いことなどが分かっている。今回の報告書では、提言を加え、学校での「朝活」の導入を呼び掛けている。

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