No.6209号(2019年10月14日号)2面では「変形労働時間制で意見交換」を掲載

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薬物乱用、肯定する中学生増加

被害の知識はあるが

厚労省研究班調査

 全国7万人以上の中学生を対象に厚労省研究班が実施した薬物乱用に関する意識・実態調査で、大麻や有機溶剤などの薬物の使用を肯定する回答が増加していることが分かった。一方で、薬物による体や精神への被害についての周知率は、9割を超える項目があるなど高い水準で推移している。薬物の危険性をはじめとする知識の定着だけでは乱用につながる行動を予防できない可能性も示された。

教育分野のAI人材、大学で養成へ

フラッグシップ大学、文科省が来年度指定

 技術革新の時代に対応した学校を担う教員養成大学の創設を文科省が検討している。来年度、既存の大学の中から選び、2021(令和3)年度から取り組みを始める計画だ。どういった組織で、どのような教員養成を目指すのか。

合言葉は「自分の頭で考え、人のために働こう」

広島県海田町立海田南小学校

 広島県海田町立海田南小学校(児童645人)の重森栄理校長は、学校教育目標を「考え 実践する 海田南っ子」とし、合言葉を「JAK」(自分の頭で考えよう)とするなど、自ら考え、判断し、行動できる子どもの育成に努めてきた。「JAK」は校長自身も大事にしており、学校の立地を踏まえて、土砂災害に備えた避難訓練や総合的な学習の時間などを展開。昨年度の西日本豪雨で同校は実際に土砂災害に見舞われ、グラウンドが使えなくなるといった被害を受けたが、「備え」が多方面で役立った。同校の多様な取り組みの中から、防災学習と人材育成の二つに絞って紹介する。

「生き抜く力」伸ばす園庭環境つくる

幼保連携型認定こども園せいめいのもり

 さまざまなことを遊びから経験し、学ぶことを通して、子どもたちは「生き抜く力」を身に付けていく。そのためには、小さい壁を幾度となく乗り越えるような、子どもが育つための環境を保障することが大切になる。札幌市の(学)清明学園 幼保連携型認定こども園せいめいのもり(司馬政一園長、園児283人)は、こうした「生き抜く力」を育てるための園庭環境を整備している。

都内の小学校、多様なオリ・パラ教育を展開

 2020(令和2)年東京オリンピック・パラリンピック開催まで1年を切った。都内の各学校でも、その機運が高まっている。スポーツ選手を招いて実際に指導を受けたり、参加国について詳しく調べたりするなど、学校によって活動内容はさまざま。2小学校の取り組みを紹介する。

生徒の「振り返り」三者面談でプレゼン

家庭学習、部活動…eポートフォリオに記入

長野県伊那弥生ケ丘高校

 長野県伊那弥生ケ丘高校(平澤裕二校長、生徒722人)は昨年度、1年生を対象に、インターネットを通して学習履歴を記録するeポートフォリオを導入したことに合わせて、2学期末の三者面談で生徒が振り返ったことをプレゼンテーションする時間を設けた。学校内外のさまざまな活動について発表され、教員と保護者が知らなかったことも見取る機会となった。

教員に「自己探究」の場を 非大卒者の就職支援企業が研修事業

 高卒以下の学歴の若者に就業体験の場を提供し、就職を支援する「ヤンキーインターン」を手掛ける民間企業のハッシャダイ(東京・渋谷区)が教員研修事業を始めた。9月29日には、自分が教員になろうとした原点を確認し、これからの展望を描き合うワークショップを催し、関東地方から9人の高校教員らが参加した。

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