No.6210号(2019年10月21日号)2面では「悪化する暴力、いじめ、不登校」を掲載

10.21

20191021-01

進まぬ中長期整備計画 策定済み2割止まり学校施設

本社調査

 学校施設の改修・改築の実施時期や規模などを定めた中長期的な整備計画の策定を済ませた市区町村は全体の2割強にとどまり、多くの市区町村は策定作業を進めている段階にある―。全国の市区町村教育委員会を対象に日本教育新聞社が「学校施設・設備整備の課題に関する調査」を実施したところ、そうした結果が明らかになった。

生徒指導上の課題、いずれも悪化 小学生で深刻に

文科省集計

 文科省は17日、不登校を含めた生徒指導上の課題について昨年度の状況を公表した。暴力行為、いじめ、不登校、高校中退、自殺の発生件数、認知件数がいずれも前年度の数値を上回った。発生率・認知率も上昇している。学校種別では小学校での深刻化が目立った。

「分かりたい」を大事に 「協働的な学び」で全生徒の学力保障

吉川・大阪府高槻市立第十中校長

 公益社団法人日本教育会(北原保雄会長)は5日、第44回全国教育大会愛媛大会を松山市総合コミュニティセンターで開催した。大会主題は「想像力を伸ばし心情を豊かにする教育」。主題を踏まえて、幼稚園、小・中、高校、盲学校による5本の提言(実践発表)があった他、シンポジウムや記念講演が行われた。今回は提言の中から、吉川明・大阪府高槻市立第十中学校校長の発表を紹介する(次号で愛媛大会の特集を掲載)。

ビル内の園でも自然を感じられる環境構成に

新杉田のびのび保育園(横浜市)

 子どもたちが「感じる」ことを大切に、美しいものを美しいと感じる心、新しいものとの出合いなど「ドキドキ・わくわく」する気持ちやさまざまなものを不思議がったり、面白がったりする感性を育てたいと考えている、横浜市の(社福)あらぐさ会 新杉田のびのび保育園(山中あけみ園長、園児132人)。ビル内にあり、階上テラスが園庭という厳しい条件の中、雑草を中心に多種多様な植物を植えたプランターを数多く設置し、子どもたちが自然に触れて遊び込めるように環境構成を工夫している。

避難所想定し小学校で「防災宿泊訓練」

保護者・地域・教職員が連携、教室や体育館を開放

大阪教育大学附属天王寺小学校

 最大震度6弱を観測した大阪北部地震〔2018(平成30)年6月18日〕から1年が過ぎた。地震は午前8時ごろに発生したため、多くの児童が公共交通機関を使って通学している大阪教育大学附属天王寺小学校(鉄口宗弘校長、児童622人)では、子どもが通学途中で災害に遭い、有事の際の判断の適切さが課題になったという。保護者、地域、教職員が連携して「防災宿泊訓練」(1泊2日)を行うなど、昨年度から防災教育にも力を入れて取り組んでいる。

税務広報広聴官が中学3年生に授業 主権者教育の一環で

さいたま市立本太中学校

 さいたま市立本太中学校(加藤明良校長、生徒670人)では、市の選挙管理委員会や市内の年金事務所、税務署などから協力を得て3年生を中心に主権者教育に取り組んでいる。数年後には選挙の投票権を持ち社会で働くようになる生徒たちの意識を高めるため、本年度は年金、租税、選挙について授業を行う。消費税率が8%から10%へ引き上げられ18歳選挙権が実施される中、生徒たちに社会情勢を身近に感じてもらうきっかけをつくりたい考えだ。

「探究」の成果で口頭試問 教員が3年生と面談し助言

東京都立若葉総合高校

 東京都立若葉総合高校(濱田准一校長、生徒703人)は3日および17日、3年生を対象に、教員と一対一の面談で探究活動の成果を発表する「口頭試問」を行った。生徒には、資料を一切使わずに活動内容を説明することを課す。論文を完成させる前に、これまでの調査・研究について生徒の中で整理できているかを見取り、活動をより充実させることを狙う。

「スマホ持ち込み」など巡り学び合い

国立大学附属校PTA連が全国大会

 全国国立大学附属学校PTA連合会(神余智夫会長)は4日からの2日間、「PTA研修会第10回全国大会」を都内で開いた。テーマ別分科会では、「ネットいじめ」「情報モラル・リテラシー」を扱った。併せて開催した国公立PTA合同公開シンポジウムは日本PTA全国協議会、日本教育会、全国国公立幼稚園・こども園PTA連絡協議会、日本教育新聞社などが共催し「学校へのスマートフォンの持ち込み」に焦点を当て、議論した。

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