No.6154号(2018年07月16日号)2面では「高校生から小学校教員養成」を掲載

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中学英語「ラウンドシステム」4技能定着へ活動充実

1年かけて教科書5周

本年度、全生徒に拡大

埼玉・熊谷市教委

 埼玉県熊谷市教委は本年度から、中学校の英語の授業で1年間に教科書を繰り返し使って学ぶ「ラウンドシステム」を市内の全中学生を対象に拡大させた。英語4技能の定着を目指すことを目的に、生徒の活動量を充実させた授業を展開。1年間に英語の教科書を5周することを目安に学習を進める。

高校生から小学校教員養成

大学で講座、卒業後も支援

奈良県教委

 奈良県教委は本年度、公募した高校生を対象に、教員になることを後押しする事業を始めた。高校を卒業した後、大学に入ってからも支援する。講座やインターンシップを全て修了した人には、教員採用選考の際に、一部の試験や面接を免除するといった対応を取ることを計画している。

関東甲信越地区中学校長会研究協議会 栃木大会

 関東甲信越地区中学校長会第70回研究協議会栃木大会(大会実行委員長=小池正巳・宇都宮市立姿川中学校校長)が6月14、15の両日、宇都宮市内で開催された。全体協議会では協議題「社会を生き抜く力を身に付け、未来を切り拓く人間を育てる中学校教育」を踏まえて山本伸夫・宇都宮市立若松原中学校校長が栃木県の教育施策や県内各地の実践を紹介。この他、九つの分科会で18の研究・実践報告があった。

幼保一体の就学前教育推進体制築く

岡山・玉野市の取り組み

 教育委員会に担当課を設置し、幼保一体の就学前教育(幼児教育・保育)推進体制を構築した岡山県玉野市。一人一人の育ちを切れ目なく支援する基盤が育ち、幼稚園・保育園・認定こども園が垣根を越えて幼児教育・保育のさらなる質の向上に取り組んでいる。本年度からは幼保一体で実施する新採用職員研修を行うなど研修を充実し、保育者のレベルアップに努めている。

通学路の問題発見・解決へモデル製作

英国企業の財団が支援

エンジニア育成の技術教育

愛知・犬山市立城東中学校

 技術・家庭科「技術分野」を中心に、愛知県犬山市立城東中学校(武内浩二校長、生徒572人)では、エンジニア育成に関わる技術教育の実践に取り組んでいる。対象は2年生。支援しているのは、サイクロン技術を搭載した掃除機で知られる英国企業ダイソンが創設した一般財団法人ジェームズダイソン財団だ。問題発見と課題解決型の学習展開の流れを踏む「技術教育協働授業」が大きな特色。工業生産が盛んな愛知県内で実施するのは、今回が初めてだという。

誰もが安心して自己実現できる社会に

新会長に聞く

桑山 一也 全国特別支援学校長会会長(東京都立文京盲学校校長)

 6月の総会で全国特別支援学校長会(全特長)の会長に就任した桑山一也・東京都立文京盲学校校長に、就任の抱負や特別支援教育の現状と課題、全特長の果たす役割や進める取り組みなどについて話を聞いた。

事情ある家庭で出張調理

民生・児童委員らの情報受け

東京・江戸川区の「おうち食堂」

 親が療養中など、事情を抱えた子どもの家庭をボランティアが訪ねて、その家庭の台所で調理して食事を提供する「おうち食堂」が東京都江戸川区で始まって1年を迎える。学校や民生・児童委員などからの情報に基づき、支援先が決まっていく。調理経験が豊かなボランティアの手つきや段取りを見て、支援を受ける家庭の保護者が自ら調理するすべを学ぶなどしている。

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