No.6129号(2018年01月01日号)二部版では「教員が「教える」に集中できる環境を」を掲載

01.01

1-20180101_00

学校閉庁日導入 6割が「全小・中で」

全国の市区町村

新年度見込み

 教職員の長時間勤務を是正する策として新年度に約6割の市区町村で、長期休業期間中に学校閉庁日・閉鎖日を全小・中学校に設ける見込みであることが日本教育新聞社の調査で分かった。4月から小学校で始まる「特別の教科道徳」に関しては、学習状況の評価をめぐり、半数ほどの市区町村が都道府県教委の考え方を学校現場に伝達する方針。キッズウィークを新年度から導入する自治体は3%にとどまっている。

「道徳の評価」めぐる懸念は減る 働き方改革、97%が「定数改善」望む

市区町村教育長に本社アンケート

 今年は教職員の長時間勤務対策として、夏休み期間中に教職員が一斉に休む日を設ける学校が多くなりそうだ。全国の市区町村教育長などに尋ねた本社調査から見えてきた。4月から小学校で本格実施となる「特別の教科道徳」については、依然として学習状況の評価をめぐって混乱を予想する声もあるが、その数は減りつつある。国が進めようとしている改革を現場での地道な工夫と努力が支えようとしている。

マネジメント研修の講師が学校訪問

九州大大学院「コンサルテーション室」開設

 教育管理職の育成に向け、各地でさまざまな研修が行われているが、講義・演習が中心でフォローアップの体制は十分でないというのが現状だ。こうした中、九州大学大学院では本年度「学校コンサルテーション室」を開設、同大学院が主催する学校管理職向けの短期マネジメント研修受講者(クライアント)の勤務校を訪れ、各校の実情に合わせた支援をしている。外部での「Off―JT」と校内の「OJT」の橋渡しをすることで、研修の本来の目的である「育成」を具現化することがねらいだ。

「遊び込む」と「片付け」も楽しく

神戸市立御影幼稚園

 子どもたちが主体的に遊べる環境構成を大切にするとともに、子ども同士が影響を与え合えるように、遊びを振り返る活動も大事にしている神戸市立御影幼稚園(平井和恵園長、園児110人)。同園では平成28年度、「遊び込むと片付けも楽しくなるって本当?~存分に遊び込む体験を通して、課題意識をもって生活できる子供の育成を目指す~」をテーマに、子どもが遊びに没頭する「遊び込み」を支援する取り組みや、その「片付け」との関係などについて研究を進めた。研究の成果は、本年度の保育の充実にも生かされている。

新教材を活用した授業の在り方探る

全国小学校英語活動実践研究大会から 上

 全国小学校英語活動実践研究会(会長=中西浩一・大阪府高槻市立北清水小学校校長)は昨年12月8、9の両日、札幌市内で第14回大会(大会実行委員長=綱渕友也・同市立澄川南小学校校長)を開催し、全国から延べ1500人を超す教員らが参加した。来年度から始まる新学習指導要領の移行措置・先行実施まで約3カ月。3・4年生の外国語活動、5・6年生の教科化を見据え、その橋渡しを担う大会になった。全体会のあいさつで、中西会長は「各学校のグランドデザインに外国語活動、外国語科をきちんと位置付け、年間指導計画を作ってほしい」と述べた。同大会の内容について上・下で紹介する。

マインドマップ基に考えを説明し合う

ペア交代で表現改善

外国語教育強化の取り組み

小中一貫の黄檗学園(京都・宇治市)と京都府立東宇治高校

 小中一貫校・宇治黄檗学園(京都府宇治市立宇治小・同市立黄檗中)、京都府立東宇治高校は昨年12月8日、文科省指定の外国語教育強化地域拠点事業の研究報告会を開催した。外国語教育を「ことばの学び」として、国語との関連も重視。外国語への興味・関心、即興的な会話力の向上などの成果があった。

ゴルフ通じて人格形成

茨城県立小瀬高校

 「紳士のスポーツ」とも呼ばれるゴルフを通じて、「尊敬」「責任」「礼儀」といった心や振る舞いを身に付けさせようと、茨城県立小瀬高校(常井安文校長、生徒146人)が昨年、1・3年生を対象に初めてのゴルフ授業を実施した。2日間の講座の最後には、実際にコースに出、大自然の中でのプレーを体験。生徒たちは「今回学んだことを、ぜひこれからの学校生活にも生かしていきたい」と話している。

英語イマージョン教育

英語で各教科の授業

 各教科の授業を英語で行う「英語イマージョン教育」を導入している小学校が自治体議員の関心を集めている。先月5日には、株式会社立の「LCA国際小学校」(相模原市)が公開授業に臨み、議員が視察した。同小学校と同じ時期に開校した「ぐんま国際アカデミー」(群馬県太田市)も視察先として注目度が高い。どちらも法律の定めに従った正規の小学校だ。他に一部の授業を英語で行う公立小学校もあり、やはり議員視察がある。

教員が「教える」に集中できる環境を

林 芳正 文科相

新春インタビュー

 林芳正文科相は新年を迎えるに当たって本社のインタビューに応じ、教育改革の方向性などについて語った。教職員の長時間労働に関しては、「チーム学校」として掲げた理念の下、教員が「教えること」により多くの力を注げるように人員を確保したい考えを述べた。現行の大学入試センター試験に代わる「大学入学共通テスト」に関しては、国民から一定の理解が得られているとの認識を示し、予定通り、平成32年度に導入していくとしている。

教員が語る「働きやすさ」とは

働き方改革 座談会

学校にも働き方改革の風を

 昨年からにわかに関心の高まっている学校の働き方改革。文科省でも中央教育審議会で教員の負担軽減について検討を始め、昨年末には中間まとめを公表した。学校現場の教員は働き方改革をどう感じているのか。小・中学校の教員に集まって話し合ってもらった。

関連記事

日本教育新聞電子版 記事検索データベース クレジットカード決済でのお支払い 住所変更のお申し込み

ページ上部へ戻る