
学科拡大、課程共通化が論点 教員養成 小、中高で作業部会
中教審
中央教育審議会は2月下旬、教員養成の見直しに向け、小学校と中学・高校の作業部会の初会合を相次いで開いた。小学校では、教職課程の認定を受けられる大学の学科等を教育系以外にも広げるかどうかが論点として示された。これに対し、委員からは慎重な意見が出た。
調整授業時数制度 期待と課題は
2氏に聞く
次期学習指導要領での導入が検討されている「調整授業時数制度」。既存教科への時数の上乗せや、新教科の設定、児童・生徒への学習支援や教員の研究に充てられる「裁量的な時間」の活用などが想定されている。制度の活用に当たっての期待や課題について、横浜国立大学大学院の山本朝彦教授と、研究開発学校である名古屋市立千石小学校の久野正樹校長の2氏に、話を聞いた。
「誰にも言わないで」の相談、対応は いのちの教育学会で講演
1日に始まった自殺対策強化月間を前に、日本いのちの教育学会が第27回研究大会を開いた。SOSの出し方を児童・生徒に教えるなどしてきた高橋聡美さん(博士=医学)は基調講演で、児童らから「誰にも言わないで」と頼まれた上で相談を受けた場合の対応などについて解説。そのような場合、親や先生に伝えたらどうなるのかと問い、一緒に考えるといった関わり方を紹介した。
全国公立学校教頭会が第50回中央研修大会
全国公立学校教頭会(会長=稲積賢・千葉県松戸市立第六中学校教頭)は2月13日、令和7年度第50回中央研修大会をオンライン形式で開催した。テーマは「教職員の資質向上とチーム学校を意識した学校運営」。河村茂雄・早稲田大学教授の基調講演とシンポジウムを行った。今大会の動画は、会員に向けて同会ホームページで、31日まで公開している。
願いかなう旅へ子どもをいざなう ラーニングジャーニーが10周年
さまざまな大人との出会いを通して子どもが生きる喜びを感じ、夢や願いをかなえる旅を始める―。こうした学びの環境ステージづくりを進めるため、全国各地の保育園・認定こども園等の園長有志が取り組んできたプロジェクトであるLearning journey(ラーニングジャーニー、代表=堀昌浩・認定こども園さくら園長)。今年10周年を迎え、2月25、26の両日に東京都内で記念特別研修会を開いた。
「幼保小接続」考えるイベントで 「環境構成」工夫し理科の授業
幼児教育から学んだこと意識
境・横浜市立立野小教諭
「幼保小接続」を考える上では、幼稚園・保育所・認定こども園等の保育者と小学校の教員が保育・教育実践を見合ったり、対話したりすることで相互理解を深め、幼児期に育まれた主体的な遊びや経験を学校での深い関心や学びへの興味につなげることが求められる。(公財)ソニー教育財団が主催し、2月13日に開催した「つながるまなざしカフェin横浜」では、小学校教員が「幼児教育から学んだこと」を意識した6年・理科の授業を公開した。
神奈川・小田原市教委「小田原版STEAM教育」 住民らの協力で地域の課題解決図る
神奈川県小田原市教委は、地域を拠点に教科横断的な思考で探究的・創造的な活動を展開する「小田原版STEAM教育」を進めている。市が研究した「探究のプロセス(小田原モデル)」に従い、中学生が地域住民の協力で身近な課題の解決に向かう。委託業者の支援を受け活動を実施している。1月末には本年度の研究校による研究成果報告会を実施。そのうち、城北中学校の実践内容と最終発表会の様子を紹介する。
探究 科学的思考力や創造力育む
名古屋大学附属中学・高校 研究発表会から (下)
名古屋大学教育学部附属高校(柴田好章校長)は2月上旬に開催した研究発表会で、総合的な探究の時間の授業も公開した。2年生が各自で進めた文献調査や実験結果を報告した。
知的障害のある子の教科別指導研究 指導要領「草案」を開発
筑波大学附属大塚特別支援学校
筑波大学附属大塚特別支援学校では、文科省の研究開発学校として、知的障害児童・生徒への特別の教育課程での教科別指導の研究に取り組んでいる。研究成果として各教科の見方・考え方を踏まえ、小学部生活科、中学・高等部の理科、社会科の学習指導要領「草案」を開発。2月13日の公開研究会で報告した。
大震災から15年 岩手・釜石市では 備えの意識新たな展開に
主任児童委員 市川 淳子さんに聞く
東日本大震災で大津波に見舞われた岩手県釜石市。震災前から防災教育が盛んで、15年前の3月11日には、中学生が小学生の手を引いて津波から逃れた事実は広く知られる。この地域を担当する主任児童委員で、本紙の連載企画「お答えします 児童委員の困りごと」の回答者を務める市川淳子さんを釜石市に訪ね、震災発生時から現在の様子まで、教えてもらった。




















