No.6359号(2023年2月13日号)3面では「「知的障害」の通級指導を研究」を掲載

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いじめ対策 「警察へ通報」連携強化へ具体的な加害行為挙げる

文科省通知

 文科省は7日、いじめ問題への対策として、学校と警察の連携を強化するよう全国の教育委員会に通知した。被害者の生命・心身・財産に重大な被害の恐れがある場合など、直ちに警察に相談・通報し、援助を求めなければならないことを強調している。具体的な加害行為を挙げて、刑法などが定めるどのような犯罪に当てはまるかも明記した。

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教員の勤務、給与 どう見直すか

 教員の勤務や給与をどう見直すべきか―。教員確保が課題となる中、文科省が昨年末から有識者会議で処遇改善の議論を続けている。焦点になっているのが「定額働かせ放題」との批判も大きい教職員給与特別措置法(給特法)の見直しだ。過去から今までの給特法を巡る動きをまとめ、今後の見通しを識者に聞いた。

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意思決定の理論で学校課題解決 「OODAループ」による経営、書籍で紹介

 校長に求められる資質・能力が年々増加し、リーダーシップを発揮する必要性が繰り返し指摘されてきたが、管理職を長いスパンで体系的に育成するようなプログラムはない。前全国連合小学校長会会長の喜名朝博・国士舘大学教授は、校長の経営や力量形成を支えようと「校長がOODAループで考えたら学校の課題がみるみる解決した」(教育開発研究所)をこのほどまとめた。OODA(ウーダ)ループの手法を介して、経営の基礎・基本を学べる内容で、「校長1年目の教科書」として役立つ一冊だ。本書の内容を紹介するとともに執筆理由を聞いた。

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子どもの感じた・考えたことを尊重 子も大人も対等に認め合う

ひかりの森こども園(宮崎・三股町)

 子どもたちは園庭や保育室、里山などで思い思いに遊び込み、保育者は「子どもたちの感じたこと、考えたこと」を何より大事に考えながら寄り添い、見守る保育を続けている宮崎県三股町の(社福)心耕福祉会 幼保連携型認定こども園ひかりの森こども園(屋敷和久園長、園児105人)。子どもも保育者も一人一人が信頼・尊重され、日々「楽しい」と感じて暮らす中で学び、育ち合うことは、不適切な保育の予防にもつながっている。

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小・中全学年向けに公害を学ぶデジタル教材作成 大気汚染など取り上げ

川崎市教委

 京浜工業地帯の中核として、日本の高度経済成長期をけん引してきた川崎市。同時に、環境が急速に悪化し、大気汚染や水質汚濁などの公害も経験してきた。同市教委は、その歴史や環境保全のための取り組みを学ぶ「デジタル副読本」を作成した。1月20日には、市立菅生小学校(佐藤俊司校長、736人)で、この教材を活用した授業の様子が公開された。

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新たな不登校を生まない取り組み 「別室」に専任教員を配置

仙台市立宮城野中学校

 安心感(セーフティー)を基盤とした対話を通して、一人一人の考えを深めていく活動「探究の対話(p4c)」。宮城教育大学を中心に仙台市や白石市など宮城県内の小・中学校に広がっている。昨年12月17日には、本年度の研究会をオンラインで開催。分科会の特設部会(不登校対応)では、話題提供として仙台市立宮城野中学校(我妻仁校長、生徒756人)が「探究の対話」導入を含む「新たな不登校を生まない学校対応―別室『ステーション』の運営を通して」をテーマに実践内容を発表した。

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就農意欲や技術の向上図る「和牛甲子園」を開催

 全国農業協同組合連合会(JA全農)は1月19、20の両日、品川ザ・グランドホール(東京・港区)で、「第6回和牛甲子園」を開催した。和牛甲子園とは、平成30年から始まった、和牛を育てる農業高校生を主な対象とした大会。授業やクラブ活動での取り組みや、その成果として育てた和牛の肉質を競い合う。リモートで参加した学校もあったが、3年ぶりの実地開催となった今回。史上最多となる40校が参加し、56頭の和牛が出品された。

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知的障害児の通級 在籍学級担任と連携し個別指導での工夫生かす

東京・狛江市立狛江第三小学校

 東京都狛江市立狛江第三小学校は、現在の制度で対象外となっている知的に遅れのある児童への通級指導の研究に取り組んできた。在籍学級の教員と協力し、子どもの苦手の克服につなげている。

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街の魅力を高め、伝えたい ESD活動で小・中学生が会議

 東京都多摩市教委は1月27日、市内の小・中学生がそれぞれの「持続可能な開発のための教育」(ESD)の活動について報告し、「2050年の多摩市のためにできること」について話し合う会議を開いた。約3時間の会合で、建造物・環境の整備やパンフレット、マスコットキャラクター作りを通じて多摩市の魅力を伝えるといった内容の提言をまとめた。阿部裕行市長以下、市の職員が同席し、現状や対策などを紹介しつつ、議論に耳を傾けた。

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