No.5959号(2014年03月17日号)2面では「教職員の孤立を防げ」を掲載

03.17

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LINEなどのトラブル 中学校7割で発生

全日中調査

 LINEなど無料通話アプリによるトラブルが公立中学校の7割弱で発生しており、ネット上での掲示板や裏サイトへの書き込みによるトラブルもほぼ同じ割合で起きている―。全日本中学校長会(会長=細谷美明・東京都港区立御成門中学校校長)がこのほどまとめた平成25年度調査研究報告書で、こんな結果が明らかになった。この問題への対応は、「携帯電話等の学校への持ち込みを禁止する」など従来と変わっていないが、今後は、生徒への「情報モラル教育を推進」しようとしている。(4面に調査全体の詳報)

道徳新教材、こう使う

 文科省が道徳教育の新教材「私たちの道徳」を作成し、全国の小・中学校に配布した。これまでの副読本「心のノート」への読み物資料や書き込み欄が少なくて使いにくいといった学校現場の声を反映して、総量を増やし、ページ数は約1・5倍になった。新教材を使ってどんな授業を展開すればよいか。小・中学校の教員に提案してもらった。

全日中25年度調査報告書から

 前回に続き、全日本中学校長会の平成25年度調査研究報告書の調査結果を紹介する。生徒指導部(部長=山浦勝雄・東京都江戸川区立葛西第三中学校校長)では、スマートフォンや携帯電話を通したトラブルの他、防災教育や健全育成、特別支援教育、部活動の現状と課題などを聞いている。(1面参照)

巧みな働き掛け方 保育者の事例公開へ

10年超の研究成果DB化

鳴門教育大学附属幼稚園

 今春、鳴門教育大学附属幼稚園(山田百代園長、園児134人)が取り組んできた、保育記録のデータベース化が新たな段階に入る。これまで10年以上、蓄積してきた記録を、保育関係者を対象に徐々に公開していく。情報ネットワークを生かし、保育の見詰め直しの促進や、研究成果を広く全国へ向けて普及していきたい考えだ。研究園として一歩踏み出した試みを取り上げる。

「TCDA」サイクルで思考・判断・表現力育む

構成表作成し随筆著す

東京・渋谷区立富谷小学校 6年国語

 考えを持つ(Think)→考えを伝え合う(Communicate)→考えを話し合う→(Discuss)→自分の考えを見直す(Look at it again)。こうした学び合いのサイクル「TCDA」を学習過程に位置付ける東京都渋谷区立富谷小学校(小澤良一校長、児童372人)では、子どもたちの思考力・判断力・表現力を育てている。読みを深めて考える力の向上を目指し、国語科では単元学習の中に教材以外の同じ作者やジャンルの本を読む並行読書を位置付ける。自分の好きな表現を見つけようとする楽しさが、学習意欲の向上にもつながっているという。

言語力育成でビブリオバトル

お薦め本、根拠示しアピール

東京・立川市立立川第二中学校

 東京都立川市立立川第二中学校(常盤隆校長、生徒488人)は東京都や立川市の指定を受け、言語力育成の研究に取り組んできた。このほど開かれた研究発表会では、「思考力・判断力・表現力等をはぐくむ『言葉の力』」を主題に、「ビブリオバトル」(書評合戦)などを公開。各クラスの代表の生徒たちは本を紹介するとともに、校長や講師、保護者や地域の代表者とトークセッションを行い「言葉の大切さ」などを語り合った。

斬新な発想で夢のある提案

キャリア教育プログラム「クエスト」

 教室にいながら、実在する大企業のインターンとして事業内容や社会における役割、企業文化を学び、チームで課題(ミッション)に取り組むキャリア教育プログラムがある。2月22日には、東京都内でこのクエストエデュケーションに参加する全国の中・高校生が優れたアイデアを競う「クエストカップ全国大会」を開催。同プログラムを導入した学校の教員からは、「社会とダイレクトにつながっているという現実感が、生徒の学びに対するモチベーションをアップさせている」と好評だ。

昨秋の竜巻 主任児童委員の一報で対応早まる

千葉・野田市

 日本でも年間を通して発生している「竜巻」。昨年9月に埼玉県東部から千葉県北部にかけて被害をもたらした竜巻では、主任児童委員がなじみの小学校に竜巻の発生を伝えたことで、対応が一歩早まり、児童や教職員の安全確保につながっていた。校長が竜巻の存在を知ってからわずか数分後、窓ガラスは強風で割れ、校舎外には飛んできた屋根瓦の破片が散らばった。児童は窓から離れて教室内で待機、けがをすることはなかったという。

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