No.6343号(2022年10月3日号)11面では「塾で導入広がる「講義動画」を掲載

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ヤングケアラー対策「調査」の次の段階へ 出張授業、シンポ開催も

 ヤングケアラー問題を巡り、全国で実態が明らかになりつつあり、対策は次の段階に進もうとしている。埼玉県教委は昨年度から、出張授業の形式で、ヤングケアラー問題を中学生・高校生に説明する事業を始め、本年度は小学生へと拡大させた。愛知県では今夏、ヤングケアラー理解促進シンポジウムを開き、半田市立半田中学校の小嶌正嗣校長が日記指導に力を入れてヤングケアラーの兆候をつかむなどの対策を報告した。

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「副担任」として学生ら採用 授業補助など担任を支援

都教委モデル・江戸川区

 教員の働き方改革を進めるため、東京都教委は本年度から小学校に副担任の配置を進めている。モデル地区となった江戸川区では、学生や退職教員らを採用した。区内の小学校では、副担任が授業の補助や宿題の確認、テストの採点など、担任を支援する姿があった。

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心身の健康・教育DX 柱に 次期振興基本計画の方針

 来年度から対象期間を迎える次期教育振興基本計画(令和5~9年度)はウェルビーイング(well―being、心身の健康と幸福)や教育のDX(デジタルトランスフォーメーション)などが柱になる見通しだ。中長期の政策に据えたい考えだが、評価指標をどのように設定するかなど課題も多い。

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心理・社会的発達促す生徒指導法導入

岐阜・山県市立美山中学校 上

 その名の通り、美しい緑の山々に囲まれた土地にある岐阜県山県市立美山中学校(大畑祐司校長、生徒138人)。小規模校の特性を生かした同校の取り組みを上下2回で取り上げる。今回は、子どもの心理的・社会的発達を促す「マルチレベルアプローチ(以下MLA)」を紹介する。

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「新しい時代を伸びやかに生きる」テーマに口頭発表 幼児教育実践学会 上

 一般財団法人全日本私立幼稚園幼児教育研究機構(安家周一理事長)は8月20日、実践を中心とした全国研究会である第13回幼児教育実践学会をオンラインで開催した。テーマは「新しい時代を伸びやかに生きる―社会に開かれた質の高い幼児教育を―」。開会式、表彰式、基調講演、口頭発表に加え、3年ぶりにポスター発表を実施した。今回から2回にわたり、組織マネジメントや幼小接続など全国から15の研究・実践事例があった口頭発表の内容を紹介する。

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係活動の充実策考える 学級会での指導発表 全国特別活動研究協議大会東京大会から

 全国特別活動研究会(会長=篠遠信行・東京都文京区立駒本小学校校長)は8月5、6の両日、全国特別活動研究協議大会東京大会をオンラインとのハイブリッド形式で開催した。分科会での照屋由紀子・沖縄県糸満市立米須小学校大度分校教諭の学級会についての発表を紹介する。

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学校・地域の実態に応じた実践報告 進路指導・キャリア教育研究協議全国大会

 日本進路指導協会(会長=田中壮一郎・元文部科学審議官)は7月28、29日、進路指導・キャリア教育研究協議全国大会を都内で開催した。大会では学校や地域の実態に応じたキャリア教育の実践報告があった。

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生徒を中心にして学食改革

香川県立三本松高校

 香川県立高校の学食はPTAが運営し、飲食業者に委託することが多い。しかし、最近ではコンビニの発達や弁当の持参に加え、生徒が減少しており、経営が難しくなっている所が少なくない。香川県立三本松高校(泉谷俊郎校長、全日制生徒389人)では、こうした課題を改善するため、令和2年9月から生徒主体の学食改革に着手し、3年目に突入した。

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VR導入 火災をリアルに体験 自助・共助の意識高まる

茨城県立境特別支援学校

 茨城県立境特別支援学校(生野享一校長、児童・生徒308人)は、より現実的な防災学習を目指し、民間企業が提供するVR(仮想現実)を導入した。先月は、高等部の3年生が専用のゴーグルを装着し、リモコンを使いながらオフィスで火災が起こる場面を体験。被災時に、自分の命を自身で守る「自助」や周囲の人と助け合う「共助」の意識が高まっているという。

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中高生、勉強法は何で知る?「YouTube」が「学校の先生」を上回る

民間調査

 中高生を対象とした調査で、勉強方法に関する情報の収集経路を聞いたところ、「YouTube」と答えた割合が6割近くとなり、「学校の先生」をわずかに上回っていることがコクヨ(大阪市)の調査で分かった。同社が今夏、勉強法や「探究学習」などについて学べる催しを開き、その参加者や同社が提供している勉強アプリを使用している生徒を対象に調べた。

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