No.6197号(2019年07月01日号)7面では「互いに尊重し自他共に好きになる」を掲載

07.01

20190701-01

都教委、学校支援機構を設立 外部人材を派遣

教育の質向上へ

 支援機構は、部活動指導員や配布物の印刷を手伝う人などを集め、学校に紹介するのが主な業務。希望者には人材バンクに登録してもらい、支援を必要とする学校とのマッチングを図る。教員OBや地域の高齢者などを想定している。

都教委 スマホ持ち込み容認方針

一律禁止改め、授業で活用も

 東京都教委は6月20日、都立高校をはじめとする都立学校でスマートフォン(スマホ)などの持ち込みを認める方針を示した。児童・生徒の登下校時や災害時の安全確保と併せて学習指導にも活用できるようにし、各校で校長が判断するよう求めている。市区町村立学校については各教委に判断を委ねる。

学校は助けを「求め」「受ける」力を

坂東 眞理子 東京学校支援機構理事長

 1日に設立される東京学校支援機構。理事長を務める坂東眞理子・昭和女子大学理事長・総長に学校支援の仕組みや教員の勤務の問題などを聞いた。

「知の共有」進め現場の課題解決

多久 知明 全国公立学校教頭会会長(東京都新宿区立新宿西戸山中学校副校長)新会長に聞く 下

 6月の総会で全国公立学校教頭会の会長に就任した多久知明・東京都新宿区立新宿西戸山中学校副校長に、同会の活動の重点や目標などを聞いた(5面に関連記事)。

互いに尊重し自他共に好きになる

大阪市立常盤幼稚園

 「明るく たくましく 思いやりのある子どもを育てる」を目標に、幼児期にふさわしいさまざまな経験や活動を通して、健やかな心と体を育む教育に取り組んでいる大阪市立常盤幼稚園(蔭山純子園長、園児100人)。遊びや生活を通してさまざまな人たちと関わり、互いに尊重し合い、自分も周りの人も好きになれるようにすることを大切にしている。こうした中で、子どもたちは多くの対話を重ね、コミュニケーション能力を高めている。

全職員で「カリマネ」推進 目指す子どもの具体的な姿整理

盛岡市立仁王小学校

 昭和54年度から「授業の改善」をテーマに、研究を推進してきた盛岡市立仁王小学校(仁昌寺真一校長、児童411人)。さらなる充実に向け、新学習指導要領で大切にされている三つの資質・能力を踏まえ、「教育課程の見直し」(「カリキュラム・マネジメント」)に着手した。育みたい児童の姿を12項目で整理したことで、各教科等の教育活動で「どのような力を付ければよいか」の共通理解が深まった。教師一人一人の指導改善にもつながっている。

利害の対立する問題、合意形成目指し議論

中3対象 弁護士が出前授業

湘南白百合学園中学・高校(神奈川・藤沢市)

 湘南白百合学園中学・高校(神奈川県藤沢市、谷口貞女校長、生徒=中学536人、高校506人)は5月31日に、中学3年生を対象とした弁護士の出前授業を開き、利害が対立する場面での合意形成を目指して議論する活動を行った。

大学入学共通テストに挑む 要約活動を視野に意見伝え合う

各専門高校長会が総会・研究協議会

 全国高等学校長協会(会長=萩原聡・東京都立西高校統括校長)の総会・研究協議会に合わせ、各専門学科の校長会が5月下旬、各地で総会・研究協議会を実施した。高校教育全体に共通する課題とともに、各学科が抱える課題や取り組みを巡って、参加者の間で熱心な協議が行われた。

中学生を「文化大使」に 発信力に磨きを掛け

徳島県教委

徳島県教委は中学生が郷土の文化をより深く知り、将来にわたって徳島県のことを発信できる人になってもらおうと、「大使」の育成を進めている。全ての公立中学校に独自の教材を配り、徳島県の文化について学ぶ授業を設けた上で、希望する生徒の中から、「大使」を選抜。「大使」になると、週末などに年間にわたって、県内各地を訪ねるとともに、観光ガイドを体験したり、学んだことを動画にまとめて公開したりする。

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