No.6194号(2019年06月10日号)20面では「人づくり国づくり」を掲載

06.10

20190610-01

不登校生に在宅ネット授業 「担任」置きサポートも

 文科省の統計で14万人を超える不登校の小・中学生。その学習を支えようと適応指導教室やフリースクールなどの選択肢に加え、ネットを活用する動きも出始めた。学校になじめない小・中学生が、自宅にいながら学習を進められるようにする狙いだ。

どうなる学校持ち込み 小・中学生の携帯・スマホ

 児童・生徒が小・中学校に携帯電話・スマートフォンを持ち込むことについて国の議論が始まった。現在の公立小・中学校はほとんどで原則として持ち込みを禁止しているとみられるが、今回の議論では持ち込みを認めるかどうかを検討していく。5月31日の初会合では、持ち込みを容認するべきだとする声は上がっていないが、登下校時の通信手段の必要性に触れる意見が出ている。
(1面参照)

保育の質向上に向け 実践事例集・改訂版自己評価ガイドラインの案提示

厚労省の検討会

 保育所などにおける保育の質の確保・向上について検討している厚労省の検討会(座長=汐見稔幸・東京大学名誉教授・白梅学園大学前学長)。5月27日に開催した第7回会合では「保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集」の案と改訂版「保育所における自己評価ガイドライン」の試案を示した。いずれも「子どもを中心とした保育実践」「日々の保育の振り返り」の重要性を強調しており、各園がこうした視点で保育の質向上に取り組めるような内容をまとめている。
(1面参照)

「深い学び」へ 授業デザイン探る

愛知教育大学附属名古屋小が実践研究発表会

 愛知教育大学附属名古屋小学校(瀧田健司校長、児童629人)は5月28日に「2019実践研究発表会」を実施し、教育関係者など約700人が参加した。テーマは「深い学びにつながる授業デザイン」。各教科等の公開授業に加え、「深い学び」への授業づくりに関わる意見交換会などがあった。各教科の意見交換会と並行し、磯部征尊・同大学准教授による「プログラミング教育」についての学習会も行われた。参加者からは「日常の中にもプログラミング的思考があることを知り、今後の指導法を見直していきたい」などの声があったという。

教師の説明や指示は全て英語で

横浜市立横浜吉田中学校

英語特集(3)

 「授業は英語で行うことを基本とする」―。それが新たに新学習指導要領で規定された。横浜市立横浜吉田中学校(金澤眞澄校長、生徒434人)では、授業中の説明や指示などは全て英語で行い、身近な話題について英語でやり取りする「スモールトーク」を全学年で毎時間実施している。使用させたい英語表現などを十分に聞かせた後、その使用を促す実践を積み重ねている。こうした取り組みを行うようになったきっかけや目的、実践内容などに関して紹介する。

全国高等学校長協会第72回総会・研究協議会 下

 前回に続き、全国高等学校長協会が5月に開催した第72回総会・研究協議会の内容を紹介する。研究協議会の発表の中から、「家庭部会」の長崎県立五島海陽高校と「九州ブロック」の福岡県立福岡高校の実践内容を扱う。

こんな仕事が身近にあった!ジョブシャドウイング

宮崎県の高校生

 キャリア教育の一環として、高校生などが社会人と共に行動し、その仕事ぶりを観察する「ジョブシャドウイング」が活発化している。宮崎県では平成26年度から、ボランティア組織が高校生向けにそうした場を設けてきた。県内にどのような職場があり、どのような人が働いているかを知った上で、進路を考えてもらうことが狙い。参加した高校生の中からは県内で進学し、今はボランティアとしてこの活動に参加する人が現れている。

令和元年 春の叙勲・褒章受章者

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