No.6160号(2018年09月10日号)5面では「転ばぬ先の教育判例 学校経営改善のヒントに」を掲載

09.10

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「放課後デイ」と常時連携を

小・中に求める

文科省通知

 文科省は学校教育法施行規則(省令)の改正を受け、障害のある児童・生徒が通う小・中学校などに対し、日頃から、放課後等デイサービスなど関係機関と連携することが望ましいとする通知を出した。放課後等デイサービスは、特別支援学級に在籍する児童・生徒らが利用し、平成24年に制度化してから利用者が増え続けている。学校側の理解が不十分であるとの指摘を受け、文科省は通知に踏み切った。

18歳以上の8割、地域活動に意欲

子どものための活動、若手が積極的

内閣府調査

 日本国籍を持つ18歳以上の男女を対象に内閣府が行った世論調査で、「地域や社会でどのような活動に参加したいか」を尋ねたところ、約8割の人が「地域の子どものための活動」「防犯・防災」など何らかの活動への参加意欲を持っていることが分かった。40歳未満の若年層に限ると、9割以上が活動意欲を示した。

教育内容はどう決まる?小学生 文科省を取材

学習指導要領を学ぶ

 この夏、小学生が学習指導要領について体験的に学ぶ3日間のプログラムが文科省で初めて開かれた。新指導要領を周知するのと同時に、自分たちの学ぶ内容が、どうやって決められているのかを知ってもらうことで、学習への意欲を高めてもらう狙いもあった。子どもたちの学習活動を追った。

全国公立小・中学校女性校長会が全国研究協議大会

 全国公立小・中学校女性校長会(会長=平林久美子・東京都墨田区立両国小学校校長)は8月2、3の両日、佐賀市で第68回全国研究協議大会(大会実行委員長=大曲尚美・佐賀市立日新小学校校長)を開催した。学校経営に関わる3分科会6分散会で研究・実践報告とそれらを踏まえた協議を実施した他、総会や記念講演などを行った。

興味に基づいた体験通し、学びに向かう力を育む

全日本私立幼稚園幼児教育研究機構 第9回幼児教育実践学会から 上

 (公財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構(東重満理事長)は8月17、18の両日、埼玉県狭山市の東京家政大学狭山キャンパスで第9回幼児教育実践学会を開催した。今回のテーマは「子どもたちの今と未来の幸せをねがって~一人一人の豊かな育ちを支える質の高い幼児教育を~」。口頭発表では、日ごろから街へ出掛けて子どもたちが興味を持ったことを保育に生かす取り組みなど、全国から18の研究・実践事例が発表された。今回から2回にわたり、発表内容を紹介する。

主体的に学ぶ態度育む

高松市立栗林小学校の特別活動

 「『未来を拓く』子どもたちのために」―。こうしたスローガンの下、高松市立栗林小学校(武智直校長、児童1170人)では特別活動に力を入れて取り組んでいる。急激な社会の変化に対応すべく、重点に置くのが子どもの主体的に学ぶ態度の育成。学び合い、思考を高め合う楽しさを味わう学習活動が必要と考え、特別活動の「話合い活動」に着目した。学習活動を繰り返す中、子どもたちは意見が対立したときの折り合いの付け方やパターンを理解。学級活動で身に付けた力を基に、各教科等でも目的に応じた話し合いが行われているという。

子どもの奉仕活動促進へNPOなどがサミット

 子どものボランティア活動を促進させるため、「スクールボランティアサミット2018」が、8月8日、東京都立文京高校で開催された。「子どもが“気づき”から“変容する”奉仕・ボランティア体験学習」がテーマ。主催は認定NPO法人さわやか青少年センターと東京都奉仕・ボランティア教育研究会。

開発した商品、一堂に会し販売

長野県 全商業高校合同の課外活動「デパートゆにっと」

 「高校生による信州魅力再発見!」―。長野県商業教育研究会は8月中旬に井上百貨店(松本市)で、生徒たちが地元の特産品などを使って手掛けた商品を販売した。県内にある全ての商業高校に通う生徒たちを対象にした課外活動で、本年度で6年目を迎えた。全国高校生合同販売「デパートゆにっと」と呼ばれる取り組みで、「地域の良さを知り、商品にしてブランド化を図る」という活動だ。対外的なコミュニケーションを重ねることで、グループ学習でリーダーシップを取るような主体的な生徒たちが増えているという。

教師になるあなたへ薦める本

 子どもたちの学びを支える教員の仕事は、いつの時代も変わらないが、学校を取り巻く課題は複雑になっている。いま、教員になろうとする人に読んでほしい本を、それぞれ立場の違う3人の教育関係者に教えてもらった。

「健康安全」を主題とし事件・事故対応巡り協議

日本PTA全国研究大会 分科会

 今年の日本PTA全国研究大会は8月24、25の両日、新潟県内各地で開かれた。新潟市では今年5月に小学生が線路上で遺体となって見つかった事件が起こっている。「健康安全」を主題とした分科会は偶然にも同じ新潟市が会場となり、事件・事故が起こった場合のPTAの役割、事件・事故が起こらないようにするための心構えなどについて事例を紹介したり意見を交わしたりした。

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