No.6277号(2021年4月12日号)8面では「小中一貫校で住民らと課題解決」を掲載

04.12

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昨年度の修学旅行 公立中、35%が中止

全国修学旅行研究協会調べ

 公益財団法人の全国修学旅行研究協会(岩瀬正司理事長)が昨年11月から今年1月にかけて、関東・東海・近畿地区の公立中学校を対象として行った調査で、35・2%は昨年度の修学旅行を中止していたことが分かった。地区ごとの差が大きく、中止していた割合は関東地区で68・4%、東海地区で4・0%、近畿地区で14・4%だった。実施した場合は、日程を日帰りや1泊2日へと短縮したり、訪問先を近距離に収めたりする傾向が強まっていた。

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教員の喉を守るには

 学校の教員にとって商売道具である「声」。各教科の授業や児童・生徒への指導に、毎日使うからこそ、喉を痛めてしまうなどの悩みを抱えるケースも多いのではないだろうか。新学期が始まった今、どのようにすれば教員の声や喉を守ることができるのか、現場の事例や実際に教員の診察に当たる医師の話から考えたい。

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リーダーがかわれば学校・教育・社会が変わる

日本教育会北海道支部 オンライン研修会から

元兼正浩・九州大学大学院教授が講演

 日本教育会北海道支部(諏江康夫支部長)は昨年度、コロナ禍の影響で、日本教育会の全国教育大会北海道大会や学校心理カウンセラー研修講座などの中止が余儀なくされた。こうした中、研修・研さんの場を積極的に提供しようと2月20日、オンライン形式で講演会を実施。元兼正浩・九州大学大学院教授が登壇し、全道から約120人が参加した。他の都府県と比べ、面積が広大な北海道での新しい研修モデルになりそうだ。

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「遊び=学び」の視点伝える「保幼小連携研修会」で相互理解

幼保連携型認定こども園八木保育園(兵庫・姫路市)

 現行の3要領・指針や小学校学習指導要領のポイントの一つになっている、幼児教育・保育と小学校教育のスムーズな接続。そうした中で、園と小学校が互いの教育・保育に理解を深めることが重要になる。兵庫県姫路市の(社福)八木保育園 幼保連携型認定こども園八木保育園(清流祐昭園長)は毎年、「保幼小連携研修会」を開催し、近くの小学校などと「子どもが自由に豊かに遊ぶことが学ぶこと」という保育の在り方について相互理解を図っている。

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本の魅力をキャッチコピーで伝えよう 言葉の感性高める活動

千葉大学教育学部附属小の国語 青木教諭

 読書を楽しみ、言葉への感性・感度を高める国語科の実践が注目を集めている。昨年度、千葉大学教育学部附属小学校(鈴木隆司校長、児童638人)の青木大和教諭が自身の受け持っていた3年生のクラスを対象に行った「NOTジャケ借りforBOOK」という取り組みだ。この実践を通して読書量が増え、子どもたちの言葉の力を磨くことにもつながった。その内容とは―。

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地域課題の解決図り 実社会での企画・運営を体験

9年間の「総合学習」

島根・知夫村立知夫小中学校

 島根県の離島にある小中一貫校、知夫村立知夫小中学校(若本剛校長)では、9年間を通した総合的な学習の時間のカリキュラムを組んでいる。学校と行政、地域の人々が連携した「社会に開かれた教育課程」の中で、子どもたちが地域課題の解決法を考え、実施するまでの活動だ。取り組みで結果を出すことを重視し、子どもたちの自立と社会参加への意欲向上などにつなげようとしている。

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小・中学生に専門的な学びを 高専で「ロボットと海洋」柱に講義や施設見学

富山高等専門学校

科学技術振興機構の「ジュニアドクター育成塾」を実施

 全国の高専で唯一、人文・工学・商船の3分野の学科を設けている、国立高等専門学校機構の富山高等専門学校(賞雅寛而校長)。同校は昨年度から、国立研究開発法人の科学技術振興機構(JST)の指定を受け、地域の小・中学生に理数系の専門的な学びの場を提供する「ジュニアドクター育成塾」を始めた。同校の教授らが講師となり、「ロボットと海洋」に関する講座や実習に取り組んでいる。これまでの活動を通し、子どもたちの科学技術への興味・関心の向上などにつながったという。

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発達に課題のある子の特性を把握し専用教室で個別支援

仙台市立国見小学校

 特別支援学校や特別支援学級、通級指導教室だけでなく、通常の学級にも発達に課題のある子どもが在籍している。こうした子どもたちの特性をしっかり分析・把握し、適切な対応をするため、仙台市立国見小学校(村田隆則校長)は個別的な支援を行うサポートルームとして「ハッピールーム」を設置している。昨年度からは「ハッピールーム」を核とした全校支援体制を工夫するなどして、多様なニーズに対応した教育の充実を図っている。

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