No.6151号(2018年06月25日号)4面では「校長塾 経営力を高める最重要ポイント」を掲載

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コミュニケーションスキル、校外で指導

高校生、希望者1・5倍に

昨年度から本格実施

都教委

 東京都教委は、対人関係や集団での活動が苦手な都立高校生を対象に、コミュニケーションスキルなどを指導する講座を実施している。都立高校の教育課程外で行う特別講座で、本格実施を開始した昨年度と比べ、受講生徒は増えている。本年度から制度化された高校の通級指導と併せて、学校生活や日常生活に悩みを抱える生徒を支援する狙いがある。

乳幼児と親、生徒と交流

中・高で定期的に集い

山口県

 山口県は本年度から、中学校や高校の空き教室などに、乳幼児を育てる親が定期的に集まる場を設けるための支援事業を始めた。少子化が進む現状を受けて、生徒に家庭を持つことについて身近に感じてもらうことを狙う。各校には週1回から3カ月に1回程度、乳幼児とその親に集まってもらう。受け入れた学校では、家庭科の授業や昼休みに生徒と親子が交流する機会を設けたり、子育てに関する親子向けの講座を開いたりする。

海外進学、裾野広がる

 グローバル化が求められる中、海外進学のかたちが変わっている。国内を選ばず、海外のトップ大学を目指す動き、入試改革を見据えて備える動き…。自治体も積極的に支援を始めている。

60年の歴史踏まえ活動を充実・発展

新会長に聞く 下

杉江 淳一 全国公立学校教頭会会長(埼玉県所沢市立所沢小学校教頭)

 1日の総会で全国公立学校教頭会の会長に就任した杉江淳一・埼玉県所沢市立所沢小学校教頭に同会運営への思いや活動の目標などを聞いた。

幼児期の育ちと学びを支える教育

全国国公立幼稚園・こども園長会総会・研究大会

 全国国公立幼稚園・こども園長会は8、9の両日、松江市で第69回総会・研究大会島根大会を開催した。研究主題は「学校教育の始まりとしての幼児教育の創造~幼児期の育ちと学びを支える教育~」。幼児期の育ちを小学校教育につなぎ、高い人間性と生きる力を付けていく。そのために、参加した全国の園長が幼児教育の本質を追究し、学び合った。総会では、新山裕之・東京都港区立青南幼稚園園長が新会長に就任した。

図画工作科 学習指導要領改訂のポイント、授業づくりの留意点は

 移行期間中から、その内容の全部または一部で新学習指導要領による教育課程を編成・実施することができる小学校図画工作科。改訂のポイントや授業を行う上での留意点などについて岡田京子・文科省教科調査官に解説してもらった。千人を超える都内の図画工作専科に向け、研修を企画・運営している東京都図画工作研究会。同会で会長を務める飯澤公夫・東京都八王子市立陶鎔小学校校長に、移行期間にすべきことなどに関して聞いた。

各専門高校長会が総会・研究協議会

 全国高等学校長協会(会長=笹のぶえ・東京都立三田高校校長)の総会・研究協議会に合わせ、各専門学科の校長会が5月下旬、各地で総会・研究協議会を実施した。新学習指導要領の円滑な実施に向け、大学入試改革などの高校教育全体に共通する話題や各学科が個別に抱える課題や取り組みについて、参加者間で熱心な協議が行われた。

障害児を支える「放課後デイ」国の制度見直しで危機

理解求め、来月コンサート

東京・小平市の「ゆうやけクラブ」

 特別支援学校や特別支援学級に在籍する子どもたちが放課後、仲間と共に遊んだり、学んだりする「放課後等デイサービス」の利用が伸びる中、本年度からサービスを実施しているNPO法人などに支払われる公的報酬が大きく減りそうな仕組みに変わった。40年前からサービスを実施している「ゆうやけ子どもクラブ」(東京・小平市)はこの問題を多くの人に知ってもらおうと来月、演劇を交えたコンサートを開く。

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