No.6474号(2025年9月1日号)3面では「大学無償化に「穴」」を掲載

09.01

OK0120025090100101

中学35人学級へ教職員5800人増 文科省概算要求 欠員対策に退職教員生かす

 来年度から公立中学校で35人学級を段階的に導入するため、文科省は来年度予算案の概算要求で、5800人の教職員定数の改善を掲げた。小学校の教科担任制の拡大などを含め、来年度は少子化による自然減を大幅に上回る9214人の定数増を要望した。

この記事を電子版で読む

強度行動障害の可能性がある子、知的特別支援学校の7割に在籍

 知的障害特別支援学校のうちの約7割に、強度行動障害の可能性がある児童・生徒が1人以上在籍していることが、文科省の委託調査で分かった。強度行動障害がどのような状態か、教職員のほぼ全員が知っている学校は1割に満たない現状も明らかとなった。

この記事を電子版で読む

大学無償化 ほころび指摘 学生ら、制度改善へ署名運動

在学中、支援対象外になる例も

 消費税の税率引き上げで財源を確保し令和2年度に始まった高等教育無償化を巡り、制度のほころびを指摘する声が現役学生から上がっている。授業料の減免と奨学金の給付を受けて入学したものの在学中に条件を満たせなくなり、突然、困窮状態に陥るといった実例がある。制度の見直しを求めるオンライン署名運動では2万4千筆を超えた。

この記事を電子版で読む

多様な価値観尊ぶ教育必要 全国公立学校教頭会研究大会茨城大会(下)

 前回に続き、全国公立学校教頭会研究大会茨城大会の内容を紹介する。今回は「郷土を愛し 協働して未来にはばたく人財を育む 活力ある学校づくりの推進」をテーマにしたシンポジウムを扱う。

この記事を電子版で読む

「往還型研修」で実践の質高める 保育者と小学校教員が学び合い

 「幼保小の架け橋プログラム」が推進される中、幼児教育と小学校教育の円滑な接続に向けては、保育者と小学校の教員が種別を超えて学び合うことが重要になる。東京都国立市では、幼保小連携推進研修会を「往還型研修」で実施。幼稚園、保育園、認定こども園の保育者と小学校の教員が研修での学びをそれぞれの現場に持ち帰って実践し、成果と課題を再び持ち寄り互いの実践から学び合うことで、保育や授業の質を高めている。

この記事を電子版で読む

蕪村が詠んだ月の形は― 生成AIで再現、正しいか調査

 国語科で扱う短歌・俳句の学習で登場する与謝蕪村。「菜の花や月は東に日は西に」の名句を詠んだ俳人として知られている。この俳句を使い、6年理科の授業で与謝蕪村の見た月を生成AIで再現しようとしたのは大山翔・茨城県つくば市立みどりの学園義務教育学校教諭だ。この再現した月を与謝蕪村は見ていたのだろうか。その問いを単元全体(6コマ)の課題に設定。ICTを活用し、教科横断的な視点を取り入れた本実践について紹介する。

この記事を電子版で読む

いじめ防止、早期発見に注力 SNS相談アプリを活用

三重・四日市市の小・中学校

 三重県四日市市教委は令和4年度から、公立小・中学校でいじめの早期発見・対応のため、SNS相談アプリを活用し始めた。昨年3月末には開発した企業と連携協定を結び、いじめや不登校に関する研究を進めている。その一環で、いじめ予防を目的とした授業を実施し、効果的な教材の検討を行う。

この記事を電子版で読む

工業系高校の生徒 日頃の活動成果を披露

都教委がイベント開催 21校が参加

 東京都立の工業系高校の生徒が7月末、都教委主催のイベントで、専門の学びを生かした企画や学校生活のPRを行った。生徒はペットボトルのキャップから燃料の油を精製する研究など発表。来場者は、生徒が作ったクレーンゲーム機などを体験した。

この記事を電子版で読む

生徒の課題をマトリクス図で整理 支援が必要な全生徒を図中に配置

全特協 研究協議会で報告

 全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会(全特協)は8月21日から2日間、全国研究協議会を広島市内で開いた。2軸のマトリクス図に支援が必要な生徒をそれぞれ配して、個別支援につなげた中学校などから報告があった。

この記事を電子版で読む

道徳で祭り囃子に親しむ 地元団体が演奏、郷土愛養う

栃木・芳賀町立芳賀東小学校

 教育目標に「ふるさとをおもう子」を掲げる栃木県芳賀町立芳賀東小学校(手塚幸子校長、児童291人)では地域に伝わる伝統芸能の継承に力を入れる。今夏は、2年生の道徳の授業で自分たちの地域について理解を深めた上で、住民と交流しつつ、実際に、伝統芸能に触れるなどした。郷土の文化に親しみや愛情を持って関わる心情を育成している。
 (本紙特別記者・渡邉康一=社会教育士)

この記事を電子版で読む

関連記事

日本教育新聞電子版 クレジットカード決済でのお支払い 住所変更のお申し込み

ページ上部へ戻る