No.6405号(2024年2月19日号)7面では「整理整頓で効率上げる」を掲載

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教員不足対策が一歩前進 特別専科教諭の配置や奨学金返還支援制度

 教員不足への対策が新年度以降、一歩進みそうだ。大阪市教委は独自の加配定数を使って、年度当初は学級担任を持たず、教員の欠員が出ると担任に充てる「特別専科教諭」を配置する。千葉県教委は、国に先立ち、教員として就職した人の奨学金返済を肩代わりする制度を設ける。

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解説 理科室管理と指導技術 持続可能な継承システムを

 本年度も残り1カ月余り。日本各地の小・中学校にある理科室で実験事故などが起き、それが話題になることも少なくなかった。備品の老朽化など、理科室の実態に触れられることは多いとはいえない。今、学校の理科室はどのような状態にあるのか。実験指導の課題を含め、寺本貴啓・國學院大学教授に今後の改善策・対応について解説してもらった。

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「学びたい」思いに寄り添って 九州初の公立夜間中、試行錯誤2年

福岡市立福岡きぼう中学校

 昨年度、九州初の公立夜間中学校として開校した福岡市立福岡きぼう中学校(内田久徳校長、生徒40人)。当初は校歌も校章も校訓もなく、生徒との接し方や学校行事の在り方を含め、手探りで学校づくりを進めてきた。同校の概要と2年にわたる諸活動を紹介する。

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互いの思いや考えを理解し合う 幼小接続・連携研修会

「幼小接続・連携研修会」を継続開催 上

 幼児期の教育と小学校教育との円滑な接続に向けては、幼稚園・保育所・認定こども園と小学校が互いの教育に理解を深め、接続期の教育を充実することが求められる。こうした中、大阪府高槻市の(学)高槻双葉学園 幼稚園型認定こども園高槻双葉幼稚園(岡部圭二園長、園児304人)の岡部祐輝教頭が呼び掛け、園を超えて集まったグループは、保育者と小学校教員が互いの思いや考えを話し合い、相互の教育へのリスペクトにつながることなどを目指した「幼小接続・連携研修会」を開催している。2回にわたり、その内容を紹介する。

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全国学校・園庭ビオトープコンクール 受賞校の取り組み

千葉市立稲毛第二小 地域の支えで自然豊かに

大阪市立瓜破西小 維持管理で企業・大学と連携

 (公財)日本生態系協会(池谷奉文会長)は4日、「全国学校・園庭ビオトープコンクール2023」発表大会を東京国立博物館(東京都台東区)で実施し、上位5賞に輝いた受賞校・園が取り組みなどを発表した。このうち、小学校は千葉市立稲毛第二小学校(国土交通大臣賞)と大阪市立瓜破西小学校(日本生態系協会会長賞)の2校。両校が設置したビオトープの特色などについて紹介する。

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「エージェンシーを育む学び」目指す 生き抜く力つかみ取る活動に重点

 「エージェンシーを育む学び」の実現を目指す福井市安居中学校(野坂訓由校長、生徒77人)。生徒が自らの手で生き抜く力をつかみ取る活動に重点を置いている。基盤に置くのは、主体的に学び、価値あるものを創造する「社会参画型学力」。地域発展に貢献・寄与できるような人材育成にも取り組んでいる。生徒、学校(教師)、地域にとって「学びの文化拠点」の役割を担う同校。「My Learning」など、特色ある教育活動について上・下で紹介する。

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元不登校などの生徒が地域に貢献

京都市立京都奏和高校

 不登校を経験した生徒たちなどが通う京都市立京都奏和高校(高崎利明校長、生徒223人)では、地域貢献活動を行っている。本年度の3年生が取り組むのは、産官学の連携による「まちの誰かを笑顔にするプロジェクト」。外国人観光客や不登校の小学生など、「笑顔にしたい人」のための企画を立案・実行した。昨年12月21日、京都市役所近くのイベントスペースで成果発表会を行った。

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作文への苦手意識 どう取り除く

 東京都八王子市立宇津木台小学校(宇野賢悟校長、児童495人)の河村優詞主任教諭は、教員歴11年で、特別支援教育一本でやってきた。博士号を持ち、環太平洋大学の非常勤講師も務める。応用行動分析学による特別支援教育の研究と実践に取り組んでいる河村主任教諭に、その観点を取り入れた作文指導のコツを聞いた。

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いじめ問題 「相手を正したい心理」背景に

相談することの良さ伝えて

攻撃的・反抗的行動に注意を

スクールカウンセラー 新川 広樹さん講演

 臨床心理学が専門でスクールカウンセラーも務める新川広樹博士(弘前大学助教)が同大学附属学校園に通う児童・生徒らの保護者を対象として、いじめ問題に関して講演し、いじめに至る心理的な状況や、子どもたちから相談を受けた際の心構えなどを解説した。子どもたちの中には、「自分と違う相手を正そうとする心理」があるとして、いじめに至る経緯を指摘するなどした。

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