No.6061号(2016年06月27日号)7面では「絶対失敗しない問題解決のためのポイント」を掲載

06.27

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首都圏の大学生が秋田で「実習合宿」

共栄大学 質高い教育経験

北秋田市 交流人口の拡大

 少子高齢化や人口減少が続く地方に約1カ月間滞在し、現地の公立学校で教育実習を行う。そんな、運転免許合宿の教員免許版ともいえる「教育実習合宿」が、秋田県で実施されている。質の高い秋田式教育を学生に経験してもらうとともに、交流人口拡大も狙うこの取り組み。実施してきた北秋田市教委と共栄大学(埼玉県)は4月に協定を結び、教育実習の実施方法などを規定した。本年度以降も取り組みを継続し、交流拡大を目指す。

参院選 高校での指導Q&A

 来月10日に投開票される参議院選挙は、現役の高校生が参加する初めてとなる国政選挙だ。高校では、どんなことに気を付けて指導したら良いのか。あらためて確認しておきたい。(11面に関連記事)

組み体操からの演目変更は

ダンスや「表現活動」多く

 深刻な事故の発生が問題となっている組み体操。今春の運動会・体育祭で組み体操をやめた学校では、マスゲームや踊り、集団での身体表現の美しさを追求する「表現活動」に移行させる傾向にあることが分かってきた。新たな試みに苦心しつつも、組み体操とは違った成長の場となる。児童・生徒は、組み体操を運動会・体育祭の演目から外したことに対し、「ほっとした表情」や「残念そうな表情」を見せているという。(1面参照)

「全公教は一つ」合言葉に

新会長に聞く 下

池端 庄一郎 全国公立学校教頭会会長(川崎市立苅宿小学校教頭)

 3日の総会で全国公立学校教頭会の会長に就任した池端庄一郎・川崎市立苅宿小学校教頭に本年度の活動方針などを聞いた。

保育の必要性指数化し割り振り 退園して利用調整も

子育て新制度2年目

認定こども園連絡協議会が総会・全国会議

 (社)全国認定こども園連絡協議会(会長=木村義恭・総合施設コロポックルの森園長)は10日、平成28年度の総会・全国会議を東京都内で開催した。子ども・子育て支援新制度開始以来、約3倍へと増加した幼保連携型認定こども園だが、その園経営にはいまだに課題も多い。主に認定こども園の園長が集い、制度の改善点や行政への要望などを整理した。

理科に取り組む教員の支援充実

HPをリニューアル

ソニー科学教育研究会

 理科教育に携わる小・中の教員を支援しているソニー科学教育研究会(理事長=井上貫之・青森県八戸市立小中野小学校校長、略称SSTA)。活動内容などを分かりやすく紹介しようと、同会のホームページを全面的にリニューアルした。トップページには、非会員でも参加することができる研修会などの検索に加え、若手教員向け「理科みらい塾」の参加募集などの最新情報を掲載。井上理事長は「理科授業をさらに良くしたいと願っている教師たちの一助になれば」と話している。

こう変わる 高校の教科・科目構成 (4)

外国語

 グローバル化の急速な進展に伴い、「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」の4技能の能力を総合的に育成し、学んだ知識・経験を生かして発信力強化へと転換を図ることが検討されているのが、外国語活動である。

脱「教える」、生徒主体を重視

二つの授業でルーブリック活用

福岡教育大学附属福岡中学校

 新しい二つの授業開発に取り組む福岡教育大学附属福岡中学校(木村次宏校長、生徒379人)。一つは、教師が教えるタイミングを見計らって生徒の主体性などを高め、学校独自の「習得」を目指す「Instruction」(インストラクション)。もう一つは、生徒主体の学習活動を行い、教師がファシリテートに徹する「Learning」(ラーニング)だ。学習到達度の評価基準を示したルーブリックを作成し、二つの授業ではそれぞれ異なるものを使用する。本年度、各教科の学びから汎用(はんよう)的な資質・能力の差異などの整理に取り組んでいるという。

主権者教育 今春卒業生の9割超が受講

文科省調査

 文科省の主権者教育の推進に関する検討チームが13日、最終まとめとそれに基づく「主権者教育の推進プロジェクト」の概要を公表した。全国の高校・特別支援学校高等部を対象に実施した主権者教育実施状況調査では、平成27年度卒業生(28年3月卒業)の9割超が主権者教育を受けた一方で、特別支援学校高等部や通信制課程における指導の在り方が課題として明らかになった。(2面参照)

歌と映像交え世界の広さ伝える

心療内科医が学校などで公演

 世界で災害や紛争に巻き込まれた子どもたちを支援している日本の心療内科医が自分の見聞きしたことや経験について映像と歌を交えて児童・生徒らに語り掛ける「地球のステージ」が活動開始から20年を迎えた。学校行事、総合的な学習の時間、PTA行事などとして全国の学校から声が掛かり、中には2度、3度と回を重ねる学校もある。世界内外への視野を広げるとともに、人の命の尊さについて考える場となっている。

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